エビフライについて、長年、煮え切らない思いを抱いてきた。大小は問わない。問題は衣だ。衣の厚さだ。
特に、幕の内弁当に入ったエビフライと、スーパーのお総菜売り場のエビフライがひどい。鉛筆ほどの太さのエビが、マッキー(油性ペン)くらいになっている。太らせるにも程があるだろう。
さあ、皆の衆、今こそ立ち上がろうではないか。
「エビを無理やり太らせるのもいい加減にしろ!」
「エビフライにおける粉飾、許すまじ!」
「我らに正当な太さのエビフライを!」
というわけで、今回はエビフライにおける衣に焦点を当て、あれこれ考えてみました。
(高瀬 克子)
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