なんと皆が皆、あの衣を忌々しく思っているワケではなかったのだ。民衆の蜂起を促していると思っていたのに、その中で反乱が起きていたとは。
…となると話が違ってくる。あの衣の部分が厚いのは、求められた結果なのか。民意なのか。
じゃあ作ろうじゃないか
ならばこちらにも考えがある。エビフライの適正な太さを求めて、逆説的に相手を説き伏せていこう。
つまりコロコロに太ったエビフライを作り、考えを改めてもらおう、という魂胆だ。最終的に「やっぱりエビフライは適正な量の衣が付いてこそ」と思ってもらえたら成功となる。まずは民意の統一を図ろうではないか。
さっそく制作に入ろう。 |