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ひらめきの月曜日
 
エビフライの太らせ方


好きな人もいた

「でも僕、あのどうでもいい部分も結構好きです」

発言の主は、当サイトのWebマスター、林さんである。
さらに続けて言うことには、

「飲んでいてツマミがなくなると、あの衣だけでも飲んじゃいます」


つまり、この部分をツマミにして飲むわけですな

なんと皆が皆、あの衣を忌々しく思っているワケではなかったのだ。民衆の蜂起を促していると思っていたのに、その中で反乱が起きていたとは。

…となると話が違ってくる。あの衣の部分が厚いのは、求められた結果なのか。民意なのか。

じゃあ作ろうじゃないか

ならばこちらにも考えがある。エビフライの適正な太さを求めて、逆説的に相手を説き伏せていこう。

つまりコロコロに太ったエビフライを作り、考えを改めてもらおう、という魂胆だ。最終的に「やっぱりエビフライは適正な量の衣が付いてこそ」と思ってもらえたら成功となる。まずは民意の統一を図ろうではないか。

さっそく制作に入ろう。


小麦粉をまぶしてから、卵を付けて
生パン粉をたっぷり、ギュッと握って衣をしっかり付けます

「丸々と太るように、出来るだけ衣をたっぷり」と思いながら作ったのだが、結果はこうだった。


かえって縮んだくらいだ

まったく大きくなってない。わざわざ生パン粉を選び、たっぷり付けたつもりがコレである。やはり、あのお総菜コーナーのエビフライは一度のパン粉付けでは制作が不可能なのか。

ならば、パン粉を重ね付けするまでよ。


卵という接着剤を付け、再びパン粉をまぶします
それを3回繰り返した結果がコチラ

十分だろう。スーパーのエビフライ以上に肥えた。

この極太エビフライ、全体がフルフルと柔らかく、今にも崩れそうな状態だ。生パン粉が卵に浸ることでしっとりしてしまい、フレンチトースト化している。


元のエビと較べると、超えっぷりがよく分かりましょう?

では、この化け物を揚げてみよう。
果たして、うまく揚がってくれるんだろうか。


 

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