なんとも言えない犬のとぼけた表情も良いが、問題は伏せ字のようになってしまっている本文。まるでお笑い番組でのお題のようだ。「○○の○○は飼主の手 で!!」さて、○○にはなにを入れる?どうボケるべきだろうか。ぼくだったら「飼主の」の後に何かを入れたい。まるでここにも何か赤い文字があったように 見えないだろうか。
犬による脱糞の描写が消えた赤を補ってあまりあるメッセージを伝えている点に、作者の赤が消えてしまったときのリスクヘッジを感じる。
飼い主の頭部および上半身も消えている点にぐっとくる作品である。 |