中の気体が冷えて縮み、凍った風船は弾力もなく、しぼむというよりシワができた。
まるでビニール袋のようだが、まごうことなきゴム風船だ。この変わり果てた風船も、やはり器にぶつけるとガラスのような音をたてた。−80℃は様々な物をガラスのように繊細な硬質と化す。
サランラップで靴の形を作って凍らせてもよかったか。まさしく儚いガラスの靴の出来上がりだろう。
爆発する消しゴム
「液体窒素に消しゴムを入れると爆発する」と聞いたことがある。
これは試さないわけにはいかないだろう。
というわけで、おなじみMONO消しゴムに串を刺して器に入れてみた。 |