まとめ
以上の通り、「夜明け前が一番暗い」というのは全くのでたらめである。
「夜明け前」の定義がそもそも、日の出を指すのではなく「夜が明けはじめるころ」だとする解釈もあるだろう。
であるならば、これは「夜が明け始めるころの前が一番暗い」という意味になる。
そんなの当たり前だ。言い換えると「明るくなりはじめる直前が一番暗い」ということになり、全く何も言っていないのと同じではないか。
このように、気休めの励ましの言葉の嘘を、身をもってあばくことができた。
すがすがしい気分だ。
今後「止まない雨はない」や「春が来ない冬はない」という言葉の真偽も確かめるつもりだ。
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夜明け前。ほら、暗くないだろ |
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