「極限で似るものの家」で知覚再構築の下準備
「極限で似るものの家」を一言で言うと、道が狭い迷路です。
通常の迷路と違うところは、不規則な傾斜がある事。
天井には、床を鏡で写したかのような、同一のものが存在。
床も天井も岐阜県の地図が描かれている。
傾斜もなのだが、道が狭いので、かなり歩きにくい。
大人の方で、少しかっぷくのある方なら、ひっかかる場合もあると思う。
芸術とはいえ、なかなか罪な造りです。
子ども達が、元気一杯に走り回っているので、結構危ないです。
実は、この養老天命反転地には、芸術として、そして知覚再構築の場所としての使用法が存在します。
ここ「極限で似るものの家」は、メインパビリオンでもあり、これ以降のパビリオンの為の下準備の場所でもあるのです。
そんな「極限で似るものの家」の使用法はと言うと。
・中に入ってバランスを失うような気がしたら、自分の名前を叫んでみること。他の人の名前でもよい。
- 自分と家とのはっきりした類似をみつけるようにすること。もしできなければ、この家が自分の双子だと思って歩くこと。
- 今この家に住んでいるつもりで、また隣に住んでいるようなつもりで動き回ること。
- 思わぬことが起ったら、そこで立ち止まり、20秒ほどかけて(もっと考え尽くすために)よりよい姿勢をとること。
等です。 (他にも数項目ありました) |