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ひらめきの月曜日
 
観光地としてのニュー新橋ビル

丸ビルや六本木ヒルズや表参道ヒルズなどおしゃれな複合ビルが観光地として盛り上がっている。

そこで今日はデイリーポータルZもそんな複合ビル系観光地をご紹介しようと思うのだ。新橋駅前、ニュー新橋ビルである。

お父さんの町新橋のエキスが凝縮されたこのビルを観光地として1日遊んできましたのでレポートします。

(text by 古賀及子



右側、あみっぽい外壁のビルがニュー新橋ビル。左手に霞みがかっているのが汐留地区ですな

建築関係の仕事の方に、このビルは見上げるときれいなんだと聞いたことが。たしかにかっこいい(内装もかっこいい部分がたくさんありまして、後ほどレポートします)

お父さんの聖地、新橋

新橋SL広場の横にニュー新橋ビルはある。汐留地区が完成してから山手線をはさんでこっち側は“汐留じゃないほう”なんていわれたりもするが、にぎわいに変わりはない。

で、このニュー新橋ビル、ご存知の方も多いと思いますが、ぶっちゃけ「おやじビル」といわれている場所である。

新橋というと、ニュースのサラリーマンインタビューなどにも多出する、背広姿のサラリーマンがとにかく多いことで有名な場所だ。勢いこのビルにも世のお父さん方の利便にかなったテナントがわんさと入っているというわけだ。

赤ちょうちん的な本気の居酒屋に昔から憧れている私(私は20代後半の酒好きの女性なんですが)にとっては、もう素で行ってみたい東京ナンバーワンであった。用事のついでなどで、通り過ぎることは今まで何度かあったが、じっくり回るのは今回が初めてだ。

入るとまずうろたえるのは、各商店ごとのブースの区切りの細かさだ。入り口すぐに各階のマップがあるのだが、かなり小さく区画がわかれ、しかも業種ごとに整理などされないまま、混沌としている。

どこから見ていいか目でおなかいっぱいになりつつ、お父さん方の邪魔にならないよう隅っこを歩くように、きょろきょろ観光していきますか。

低めの天井とぎゅうぎゅう詰まるように並ぶテナント
入ってすぐの「洋服の青山」にはずらーっとワイシャツ棚がならぶ。壮観
1Fの一角はチケットショップが占める。これもひとつの名物らしい

商店はB1Fから4Fまでいろいろ

ざっくり各階をまとめると、B1が飲食街、1Fがチケットショップ、パチンコ、スピード名刺、ジューススタンド、洋品店など、2Fがマッサージと整体、ゲームセンター、3F・4Fは空きテナントも多いがぽつぽつと居酒屋や雀荘、クリニックが入っているというかんじ。

そんな中に、理髪店、靴の修理、宝くじ売り場(宝くじミュージアムというのもあった)、立ち食いそば、占い、すっぽんスタンド、ビデオ店、風俗店、碁会所、古切手、美容院、フラメンコスタジオ、純喫茶、いわき市のアンテナショップ、外国たばこ、高級酒店などなどなど、放っておけないような店が隙間すきまに入っている。無い物はひとつも無いようで、見方によっては無いものだらけ、というようなラインナップ感。たまらない。」

ぶらぶらひととおりまわるだけで十分楽しいのですが、次ページからはおすすめのスポットとニュー新橋ビルの代名詞ともいえるB1の居酒屋街をじっくりご紹介します。

1Fの人通りの多い場所にあったスタンドそば。かなり唐突です
健康系グッズも充実。廊下に面してごりごり積み上げてある
理髪店は店名がかっこよし(チェーン店らしい)
3Fにあった洋食屋さん「ムール貝」料理の専門店。でもオムライスとかもあったよ
純喫茶も多かった。こちら「FUJI」は銭湯ばりに壁画に富士山をフィーチャー。レトロな食品サンプルも随所で見られました
こちらは2F。釣具店の他にスポーツ用品店もある


 

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