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ひらめきの月曜日
 
成田はうなぎがエブリウェア?

千葉の成田は、うなぎ屋ばっかりの町だ。

と、そんな記憶がある。いくつぐらいだったか、成田山を篤く信仰していた祖父が何度か参拝に連れて行ってくれたが、どこを見回してもうなぎ屋で私はいつも、うなぎの町だ! と興奮していたのだ。

この記憶が最近久しぶりによみがえってきて、成田とうなぎの関係を調べたら、どうも本当に成田はうなぎの町らしい。

なんと、飲食店のほとんどが うなぎを提供しているとの情報も。なんだそれ、まじかよ! 幼い頃のときめきを確かめに、うなぎの町、成田へ行ってきました。

(text by 古賀及子



奮発してスカイライナーへ。余計に高まる海外旅行感

子供の頃は成田山を成田さん、人の名前と勘違いしていました


この道が成田山へ続いている

国際空港のまち、成田

とはいえ、成田といえばはっきり言って空港である。海外旅行のときに行く場所というイメージだ。

「日本、蒸すねー」「ねー」

日暮里の駅で成田に向かうため京成線に乗り換える途中、すれ違った女の子たちがリゾートルックでしきりに蒸し暑がっていた。おお、さてはどっかいい気候の国に行ってたんですね。

奮発して乗った特急のスカイライナーといい、行きかう人々のスーツケースといい、ホームや車内の英語アナウンスといい、成田への道程はうっかりしていると海外旅行の気分にもっていかれそうだ。

今日は子供の頃の記憶(と、ちゃん情報収集して取った裏づけ)を頼りに「うなぎのまち成田」を目指して移動しているわけだが、私の体は完全に成田を国際空港のまちと認識しているようだった。

うなぎロードは成田山への参道に

「飲食店のほとんどがうなぎを提供」といっても、成田市全体のことではなく、成田駅から成田山までの参道がそうらしい。

私が成田をうなぎの町である と 感じていたのも成田山参拝の道中だったわけだから、完全に記憶は正しかったのだ。

ちなみに、なぜか うなぎだ うなぎだと興奮した記憶はあるものの、食べた記憶はない。 なんでだ。ねえ、おじいちゃん、なぜですか。今日の成田再訪はしっかりと食べた記憶を残す意味もある。ああ、うなぎよ。

京成成田の駅を降りると、すぐに成田山へ向けての表参道が通っていた。記憶をたぐるがこの景色はあまり覚えていない。

情報によると、こっからさきのほとんどの飲食店がうなぎをメニューに入れているはずだ。

本当だろうか。

歩き始めると食堂風の店に
さっそくうなぎの文字発見! おお!


 

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