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フェティッシュの火曜日
 
ご近所キャッターズ
こっそり、潜んでるのさ


ここ最近よく読んでいる小説家・古川日出男さんの『LOVE』が三島由紀夫賞を受賞した。めでたい。その中に「キャッターズ」と呼ばれる野良猫をカウントする老若男女が登場する。深川生まれで野猫探し中国代表の老婆、臭いが見える高校生、猫のデータベースを作り続けるサラリーマン‥そんな奴らが夜な昼なと、都内各地区の野良猫の数を申告して競い合っているという。

そういえば今住んでいる近所も野良猫が多い。でも、実際数えたことってない。だいたい6匹くらいまでは分かってるんだけど‥。デジカメ片手に猫探し、ナカノチュウオウヨンチョウメ・キャッターズ(長い)発足します。

大坪ケムタ



キャッターになるまでの基礎知識

小説『LOVE』に出てくる「キャッター(ズ)」というのはもちろん造語。作中にはこう説明されてます。


「いいか、きみ?」とビジネスマンはつづける。「たまたま猫に会う人間は、キャット・ウォッチャーにすぎない。ただの野猫観察者。路上の観察者だ。しかし、タンビョウシャは−−猫を探すと書いて、探猫の、探猫者は、もはやキャット・ウォッチャーではない。キャッターだ。まあ、これは探鳥業界の専門用語の、ただのパクりで。おれの造語だけどな。だからモノの本にも書いてないよ。ふ。ふふふ」

『LOVE』古川日出男(詳伝社)より

物語の面白さは折り紙付きです

「会う」「見る」ではなく「探す」。その行動は「ウォッチャー」ではなく「ハンター」に近いといえる。捕まえこそしないけれど。しかも作中では、一定の時間内に一定の地域を回って猫の数をカウントするバトルも行われている。そんなファイターでもあるのだ。

今回カウントするのは今自分が住んでいる東京都中野区4丁目周辺にした。引っ越してきてから1年半、ほぼ毎日往復10分くらいはこの辺を通勤で歩くのだけど、雨の日以外で猫を見ない日がないくらい野良猫が住みついてる場所だからだ。大久保通り・中野通り・青梅街道という比較的大きな道に囲まれた、比較的落ち着いた住宅街。緑も多く、中にはいると道路も車両一両分くらいの路地がほとんどなので、猫にとって住みやすいのも分かる。


中央四丁目の全域はこんな感じ
こんな張り紙もあちらこちらに

デジカメ片手にふらふら3時間、最終的に見つけた猫の数は最後に発表するとして4部構成でお送りします。特にタイトルには意味はありません。


1.キャッターズ始動編
2.キャッターズ立志編

3.キャッターズ激動編
4.さらばキャッターズ

 

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