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フェティッシュの火曜日
 
あの携帯ゲーム機を手作りで
あの携帯ゲームです。


発売以来、子供からお年寄りまでに人気のあの携帯ゲーム機。一時は品薄だったのも、最近ではやっと気軽に手に入れることができるようだ。もちろん、そのゲームの方もデキの良さゆえに数々の受賞歴を誇っているのもご存じのとおり。

そのゲーム機がなんと!手作りできる工作教室が高円寺で開催されるという。作れるのか?作れるんです。

大坪ケムタ



あのゲームとはこんなゲーム

あの携帯ゲーム機といえば、その名も『リアルニンテンマシーン』!え、知らない?じゃあコレは知ってるでしょ?同ゲーム機を使った代表作『リアルニンテンドッグス』。その名場面をどうぞ、って本編は1分なんですが。


ポーン!(あのCMの最初に出る音をイメージしてください)

PS3も越えられないリアル映像

もはやゲームは3Dを越えた!

この後、ゲームは佳境を迎え驚きのクライマックスがッ!!‥‥と、あまりシラを切りすぎるのも何かと問題になりそうなので、そろそろ正直に書きます。

こちらは「人食い映像作家」こと自主映画監督・酒徳ごうわくさんの短編作品『リアルニンテンドッグス』。同作は「第4回北信濃小布施映画祭/第3回超短編映画コンペティション」ではグランプリの北斎賞と観客賞のW受賞、さらに「ひろしま映像展2006」でも企画脚本賞を受けるなど、一発ネタ映像に終わらぬ高い評価を受けている作品なのです。


酒徳ごうわく監督。生首戦隊モノ『クビレンジャーVSアタマイザー5』などでも一部で有名。

その『リアルニンテンドッグス』、続編である『リアルニンテンカート』にも登場する主役?のゲーム機「リアルニンテンマシーン」をみんなで作って遊ぼう!というイベント『酒徳ごうわくのわんぱく教室』が開催されました。これまで酒徳工場長の手によりイベント用に100個近く生産されたというリアルニンテンマシーン、しかし現在は在庫僅少だそう。でもコレで作り方を習えば、誰でものれん分けで工場長デビュー可能!

会場は高円寺のTシャツショップ・Tショック。店内にムリヤリ机と椅子を並べた工作ルームです。


参加者はギューギュー(狭くて)

 

マシーン本体は夏の夜の香り

「工作には刃物を使うからね。みんな気をつけてッ!」「はーい!」と注意事項を説明されたあとで、まず参加者全員に配られたのは製作キット。細かいパーツは既に酒徳工場長によって切り取られた半完成品、まるでタミヤの木工工作キットのような親切ぶり。

 

ボディはどこかで見た事がある‥

ニンテンマシーンのメインボディとなる流麗な白いパネルは、見てのとおり夜店で焼きそばとか入れる容器。これも『リアルニンテンドッグス』映像の画面を見れば分かる通り、初期型はデザインが違い、ブロック肉を入れる容器を二つ組み合わせて作られているのだとか。

その後、酒徳監督は調理道具・食器が東京一揃う合羽橋商店街に通い詰め、最終的にこのタイプの容器に落ち着いたとのこと。「これから夏祭りとか増えて、作る機会も増えると思うけど、強めの洗剤で臭いはしっかりとってね!」とは先生のお言葉。

まずはそのスクリーン部をカッターで‥でもその前に!容器にヒビが入ってないかをチェック。容器を50個とかまとめ買いしてるとそういうこともあるそうな。こういう所がプロフェッショナル!

ゆがみやヒビが入ってなければ、まずはスクリーンの4隅をカットして丸味を帯びさせます。


監督曰く、PL法対策だそうです。

続いてスクリーン部切り取り。これも既に監督の手により、既に切り込みが半分入れられてる状態。既に大量生産が出来るよう、容器にフィットさせてカッターで切るだけの「スクリーン用の型」が既にあるそうな。


今回数少ない刃物の登場シーン

角、スクリーンが切り取れたら、サンドペーパーで切り残しやギザギザをきれいに取る。そして各角の丸味を強めにするか、エッジを効かせるかで君の思い通りのリアルニンテンマシーンに!


できましたー。

 

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