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ロマンの木曜日
 
まちの音とセッション

「伴奏してくれる人がいないんです」(信号談)

とおりゃんせのメロディに合わせる

つぎは、横断歩道のメロディとセッションしてみる。

ここの信号は押しボタン式になっていて、歩行者側が青のあいだ「とおりゃんせ」のメロディが流れるタイプ。

彼も朝から晩までメロディを奏でつづけているけど、だれ一人として一緒に演奏してくれる人はいない。

さぞやさみしい思いをしているに違いない。

 


信号のメロディに関しては、素朴にソプラノリコーダーであわせてみましょうか、と提案してみる。

「リコーダー・・。学校帰りの小学生みたいですね。」

なんだか微妙に引かれてしまったけど、ここは気にせずに進めたい。ふたりのパート分けなどをちょっとだけ相談して、合わせてみた。


横断歩道とたてぶえ
> きいてみる <

どうだろう。

縦笛のリズムや音程がくるってしまっているので、迷惑に感じているかもしれないけれど、少なくとも一人じゃなくなったことについては喜んでくれているはずだ。

いっしょにリコーダーを吹いていた宮城さんが、「これ、メロディが途中までで終わっちゃうんですよね」という。

確かに、いよいよサビにさしかかるというところで終わってしまうのはちょっと残念だ。

「このあとの歌詞が『行きはよいよい帰りはこわい』だから、それだと横断歩道としてまずいからですかね・・。」

いや、そういう問題じゃないと思いますよ。


 

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