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ひらめきの月曜日
 
総武線横断! ジョージアコーヒーV.S.マックスコーヒー

マックスコーヒー


マックスコーヒーという缶コーヒーをご存知だろうか? 関東の千葉・茨城・栃木で販売されているコーヒーで、地元民やこの地域にゆかりのある人に非常に愛されている。このサイトでも何度か取り上げられていた。

今はジョージアグループに吸収され『ジョージア・マックスコーヒー』という名称になったものの、千葉をはじめとするご当地では日本で一番飲まれている缶コーヒー『ジョージア・エメラルドブレンド』をしのぐ人気だ。

では、マックスコーヒーとそれ以外のジョージアコーヒーの人気の分岐点は具体的にどのあたりにあるのだろうか? 東京から千葉まで総武線に乗りながら、駅から最寄のコンビニの売り場を巡りながら、調査してきました。

(text by 梅田カズヒコ



趣旨説明

東京と千葉を横断する総武線に乗り、駅近くのコンビニにて、マックスコーヒーと、それ以外のジョージアの製品が何列あるかを調べ、比較。できることなら、何駅と何駅の間にジョージア優勢地区とマックスコーヒー優勢地区の境界線があるのか知りたい。

 

1.錦糸町駅

まずは錦糸町駅へ

ジョージアの缶コーヒーが4列。マックスコーヒーはなし

マックスコーヒー、見当たらず

総武線というのは、厳密に言うと御茶ノ水駅から東のことを指すらしいのだが、快速電車と普通電車が交わる錦糸町をまずは調査の起点にすることにした。なぜなら、都内を一駅づつちまちま調べるのは面倒くさいからだ。

JR錦糸町駅から歩いて50mほどの場所にあるサンクスを調査ポイントに。

結果はジョージアコーヒーが4列陣取っているのに対しマックスコーヒーはなし。残念。
でも、錦糸町は完全に東京都。千葉限定のマックスコーヒーがここに売っているほうが不思議なのだ。マックスコーヒーがないのは当たり前か。

結果

4:0
ジョージアコーヒーの圧勝!!

 

2.小岩駅

続いて小岩駅へ

ジョージアのコーヒーが8列。そして…

東京都最後の駅はどうか?

亀戸、平井、新小岩と3駅とばして東京都最後の駅、小岩駅にやってきた。

ここは東京都だけど少し先に流れる川をわたれば千葉県という立地。ひょっとするとマックスコーヒーがあるかもしれない。

JR小岩駅南口から歩いて70mほどの商店街のセブンイレブンを調査。

残念ながらマックスコーヒーは存在せず。しかし写真中1,2列目に注目していただきたい。マックスコーヒーのようなロング缶『ジョージアオリジナル』という商品が販売されていた。これはひょっとしてマックスコーヒーの出会いはそろそろ近い、ということなのか! 次の駅、川を渡って市川を目指します。


結果

8:0
ジョージアコーヒーの圧勝!!

 

3.市川駅

いよいよ千葉県に上陸。市川駅へ

ついにマックスコーヒー登場!

千葉県上陸!

一駅進んで市川駅へ。

南口そばのデイリーストアを訪問。ついに売り場にマックスコーヒー登場! 売り場の隅で燦然と黄金に輝くマックスコーヒー。

やはりというか、マックスコーヒーの販売地区は県境が境界線だったことになる。ありきたりでちょっと残念。

しかし、売り場のマックスコーヒーの扱いを見てほしい。水色の缶の『ジョージアエメラルドブレンド(写真中赤字1,2,3)』が3列あるのに対しマックスコーヒーは2列。単純に考えてマックスコーヒーよりエメラルドブレンドのほうが重要な商品である、という証拠であろう。まだまだ通常のジョージア製品のほうが多勢である。さらに先に進むにつれどう変化するのか、まだまだ目が離せない。

結果

8:2
ジョージアコーヒーの勝ち!!

 

ここで作戦会議

まずは錦糸町駅へ

錦糸町をスタートして、矢印1の小岩駅、2の市川駅を調査した。次の地点はどこが良いのか。路線図を見て、次に大きな変化があるとすれば3駅向こうの西船橋ではないかと予想した。乗換駅なので千葉県内のさまざまな文化が流入する駅だ。

 

4.西船橋駅

駅ナカコンビニのある西船橋へ

あれ? マックスコーヒーが消えたぞ?

ニシフナでマックスが消えたぞ!

西船橋駅は品川駅や大宮駅のように駅構内のお店、いわゆる『駅ナカ』のある駅である。そこで駅ナカのコンビニを調査。

ここでマックスコーヒーが再び消えた。

売り場を隅々まで見渡してもマックスコーヒーが存在しないのだ。おかしいぞ。店員さんに聞いても
『うちはマックスコーヒー置いてないんですよ』と返された

結果

2:0
ジョージアコーヒーの圧勝!!


しかし駅ナカコンビニは売り場が狭いからマックスコーヒーを入荷しないだけかもしれない。そう思って駅の外のコンビニに寄ったら確かにマックスコーヒーが販売していた。しかし、これは紛れもなく西船地区はマックスコーヒーが劣勢だという証拠だろう。

売り場一面マックスコーヒー。そんな極端な光景が見たくて千葉県をさらに先へ進む。どうやらこの調査は持久戦になりそうだ。


   

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