更なる軽量化、そして、衝撃を吸収しない工夫
何度か上に向けて発射させてみて、以下の様に改良を加える事にした。
・ミサイルの長さを50mmカットして更に軽量化を図る。 ・ミサイル本体に埋め込んでいるフィルムケースを2重にして衝撃を吸収しない様にする。 ・土台の底面を発砲スチロールから板にして衝撃を吸収しない様にする。
車のシガーソケットから電源を取り、上記の改良作業に取りかかる。 こうやって後部座席で作業しているとサーファーになった様で気分がいい。浜辺で彼女が待ってたりするのだ。でも、僕がやっている事はおっぱいミサイルの改良作業だし、誰も僕を待っていない。
急遽、ホームセンターに行って板を調達したり、また電熱カッターの扱いで戸惑ったり、改良作業に2時間ほどかかってしまった。あと1時間もすれば日が落ちてしまう。急がないといけないが、この2時間のうちに雨が止んでくれた。
場所を陸橋下から野球グラウンドに移した。 思う存分、おっぱいミサイルを飛ばしたい。
発射の勢いで水が飛び散る事を想定し、水中メガネを容易しておいた。また、板で固定したおっぱいミサイルの土台を首からぶら下げられる様な工夫も施している。両手には水とバブを持っている。
すべての発射準備は整った。
左右同時に飛ばしたいので、片方のおっぱいはスタッフが担当する。あらかじめ同じ量のバブを入れておき、2人同時に水を注ぎフタをするのだ。あとは急いで土台にセットして発射の瞬間を待つ。
構造を考えたり、材料を調達したり、雨の中改良作業したり。おっぱいミサイルの為にあんなにがんばったのに、この飛距離である。
バブと水の量を変えて、色々なパターンを試してみた。 その中で、一番飛んだと思われるのが下の映像である。
18時になると、土手の柵に鍵がかかり車を出せなくなってしまう。 もう、あきらめて帰ろう。
「発明とは、それが人類にとって本当に必要なものなのかを判断する能力である」。
トーマス・エジソンの言葉である。つまり、おっぱいミサイルの飛距離が問題ではないのだ。人類にとっておっぱいミサイルが必要なのか否か。作る前にそれを判断する能力こそが発明である、とエジソンは言っている。 そういった意味では、「おっぱいミサイルは人類にとって必要だ」と判断した今回の僕の行動こそが発明であった、と言っても過言ではないでしょう。