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ロマンの木曜日
 
走るvsメール
伝えたい、メールより速く。

10メートルぐらいしか離れていないのに、わざわざメールで用件を伝える人がいる。いやいや、相手のところまで行って直接伝えたほうが早いよ、と思う。

いっぽうで、もし相手が1キロも向こうにいたなら、それはメールで連絡したほうがはやい。つまり、その間のどこかに両者が拮抗する場所があるはずだ。

たとえば100メートルだったらどっちが早いんだろう。メールと競争してみました。

(text by 三土たつお



いや、直接つたえようよ。

直接つたえることの復権を

今回やりたいことは、つまりメールとの競争だ。

離れた相手にメールを送り、同じタイミングで全速力で相手のところまで走る。何メートルまでなら走った方がはやいのか、それを明らかにしたい。

その距離は長ければ長いほどいい。インターネットなんていう空っぽの洞窟を通り抜けるよりも、自分の足でつたえることの大切さを感じたい。

境界線を明らかにする


皇居前の広場で実験

実験は皇居前でおこなった。

外国から来た観光客の方にも見守られ、自然と気がひきしまる。


日本の心を見ていてほしい

10mなら走った方がはやい

手元の携帯電話(Vodafone)から、10m向こうにいる相手のDoCoMoにメールを送る。


メールを送って・・
すぐ走る。

相手の立っている場所を駆け抜けてからからだいぶ時間をおいて、メール着信の音が聞こえた。10mは余裕の勝利だ。


100mはどうか

次は一気に100m離れてみる。


メールを待つ相手から見たところ。ぼくは向こう。

相手からはほとんど見えないほど遠くになってしまった。果たして間に合うだろうか。メールの着信音を大きめにセットしてもらい、メール送信と同時に走りだす。

100m徒競争のムービー(マウスオンで再生ボタンがでます)。

 

だめだった

ぎりぎりで間に合わなかった。


無念。

ふだん全力で走ることはほとんどないので、100m走っただけでもへとへとだ。

「相手と100m以上離れているなら、走るよりもメールのほうが早い」

またひとつ大切なことを学んだ、そんな夏の日だった。

他のキャリアどうしでも調べてみました

ただしこれは Vodafone から DoCoMo へメールを送る場合だけの話だ。au もふくめ、他のキャリアどうしではどうなのか。念のため、実際にメールを送って調べてみた。

3キャリア間のメール到達時間。

グラフは、奥行き方向が送信元、横方向が受信側のキャリアをしめしている。縦方向はメールが届くまでにかかった時間。ねんのため3回ずつ計って平均をとっている。

たとえば、上で実験した Vodafone から DoCoMo への送信の場合、到達時間はグラフの一番左奥、約15秒だ。

全体の平均は約12秒。ほとんどの人にとって、10秒ちょっとで走れる距離はせいぜい100mほどなので、実験の結果は他のキャリアについてもだいたいあてはまるということになるだろう。

一番到達時間が早かったのは DoCoMo から DoCoMo への約3秒。DoCoMo どうしならいつだって走らずにメールした方がよさそうだ。



 

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