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ロマンの木曜日
 
自転車のサドルの代わりを探す
いつもの通勤路の途中に放置してある自転車がある。ここ数ヶ月、ずっと雨ざらし状態だ。最近ではサドルがなくなる始末で、どんどん惨めな姿になっている。あまりにもかわいそうなので、サドルの代わりになるものを探してみた。

(text by 住 正徳



これがその放置自転車

高速2号線が上を走る国道沿いに、その放置自転車はある。
カゴの中には枯葉がたまり、ペダルもハンドルも錆び付いてしまっている。


この穴がターゲット

そして最近、サドルが盗まれてしまったのだ。
これでは自転車が不憫でならない。

この直径3センチほどの穴にはまりそうなものを色々と用意した。
早速、サドルの代わりになるかどうか、検証してみよう。

 

まずは花を生ける

まずは花を生けてみたい。
しかし、僕は花を生けた事がない。生け方も分からない。そこで、「四季・池坊いけばな花材事典」という本を買った。この本で生け花のノウハウを学ぼうと思ったのだ。表紙をめくると、はじめに池坊専永先生のお言葉があった。

「花をいけるとき、私が一番大切にしてるのは、花材と出会ったときの一瞬のひらめきです」

なるほど。ひらめきがあれば何とかなるかもしれない。

でもその後に、

「しかし、その感動を作品として表現するには、草木の様々な性情を知り、花材を自由に駆使する技術を習得することが必要です」

と続いていた。そりゃあそうだ。即興で奇麗な花が生けられるほど、世の中は甘くない。知識と技術がなければ、一瞬のひらめきを表現する事は出来ないのだ。


青山茂園さん

ネットで検索し、生け花用の花材を幅広く取り扱う「青山茂園」という花屋さんを見つけた。ここの人からアドバイスを受けて花を用意する事にした。


知った風な顔で店内を物色

いかにも生け花っぽく見える様に、という乱暴なオーダーにも関わらず店員さんは快く3種類の花材を用意してくれた。枝物としてドウダンツツジ、葉物はカルカヤ、花は赤いダリヤ。全部で1900円だった。


花材一式

花材を持って放置自転車に戻った。
相変わらずサドルがない。

早いとこ、花を生けてあげよう。


放置自転車に花を生ける

余分な(と思われる)葉っぱを切り落とし、長過ぎる(と思われる)茎は大胆にカットして、と、試行錯誤を繰り返し、3種類の花材をサドルの穴に生けた。


サドルの代わりに生け花 後ろから

それが、何度やっても生け花にならないのだ。

雑草が勝手に育っちゃいました、みたいにしか見えない。花を生ける人間が素人だとせっかくの花材が生きない、という良い例であろう。生け花は素人が手を出せるものではない。という事が分かり、シンプルにサドルの代用品を探していく事にした。

その結果は次ページにて。



 

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