逆引きフォトショップ
とはいうものの、電車の中刷り広告を探したり、スーパーでの買い物時に商品をくまなく見たりしたのだが、意外と込み入った文字加工というのにお目にかかれない。
家にある食料品を探したけど、こんな感じだ。
しかし珍しくやる気のある書体に出会った。酒屋で。
これを例に、人力でグラフィックを作成してみよう。
ここまではいい。がしかし、例の文字には「水滴」が表現されていた。さてどうするか。
「塩ビフィルター」の登場である。
シズル感あふれる書体となったが、ここで終わりではない。確か例題には「影」があった。
「フォトショップのない時代、人はいったいどうやってデザインをしていたのだろう」というまとめをするつもりはない。
面白そうだからやってみただけだ。
ソフトでできることを、逆にどうやって人力でやれるか、という過程を考えること自体が新鮮で面白かった。煮詰まったら物事はとりあえず逆に考えてみる、ということも必要かもしれない。