醤油を自分でしぼってみる
醤遊王国の目玉企画として、自分で醤油がしぼれる「自分搾り」というのがある。 木桶でしこんだ「もろみ」を購入し、それを自分でしぼって醤油を作ることが出来るのだ。もちろん、しぼった醤油はその場でビンに詰めてもらって持ち帰ることができるし、しぼったあとのもろみ粕ももらえるのだ。 2種類あるもろみは1升から購入することができ、そこから約700mlの醤油をしぼることができる。 これは楽しそうだ。 せっかくだから体験してみよう。
オレ醤油をしぼろう
「自分搾り」は2種類あるもろみを選ぶことから始まる 。もろみに使用されている塩に違いがあるのだが、実際にもろみを味見させてもらえるので、自分の好みの方を選ぶことができる。 今回ボクが選んだのは、「海の精」という塩を使用したもろみだ。 そちらの方が味がまろやかでコクがあるような感じがしたので、値段がやや張るが、がんばった。
もろみを選んぶと、王国の方がしぼる道具にもろみをセッティングしてくれる。 あとはしぼるのみである。
テコの原理でもろみをしぼる
もろみが入った桶から伸びる「きりん」と呼ばれる棒に体重をかけて程なくすると、桶の下の樋からしぼりたての生醤油がじわりと流れてくる。 大豆を畑にまいてから、600日以上の時を経てしぼり出された醤油である。 これはおいしいに違いない。
しぼりはじめてから約一時間で、作業は完了する。 その間ずうっと力を込めてしぼり続けるのは大変なので、きりん棒の先に重しをしてもらう。 なお、しぼりに時間がかかるため、自分搾りは予約制となっている。 当日でも搾り器があいていれば体験させてくれるそうだが、ぜひ予約することをおすすめする。
完成、オレ醤油
ビンに詰められた醤油に、醤遊王国のオリジナルラベルを貼ってもらい、自分搾り醤油は完成である。 自分でしぼった醤油なんて、ちょっと感激だ。みんなに自慢したい。 醤油はお店で買ってくるものと思い込んでいたけれど、このように自分でしぼってみると、醤油もぐっと身近なものになる。
いよいよ食べ比べるぞ
醤遊王国、とても楽しい。 たぶん、この日来ていたちびっ子達よりも楽しんでしまっている。 楽しくてすっかり忘れそうになっていたが、今日は8種類の醤油を食べ比べに来たのだった。 8種類の醤油というけれど、ホントにそんなに味が違うのだろうか。 次ページで食べ比べてみた。