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フェティッシュの火曜日
 
怒った顔はすぐ見つけられるか

「怒った顔」をしてみてください

前日、ステージでのリハーサル。デイリーポータルZセミナーに備えて、アテンドスタッフ全員で客席に座り、笛の音合わせなどしてみる。

だが私は笛も吹かず、あることだけを頭に思い描いていた。「怒った顔・・・っていったいなんだ?」


やじろべえみたいな人も座っていました。

いろいろな位置に立ち、場見る(バミる=立ち位置を確認する)。
点々と、縦笛を吹く人が見える。これが果たして企業のイベントだろうか。

人はふだん怒るとき、いったいどんな顔をしているだろうか。目がつりあがる?牙をむく?

こんなに「怒った顔」について考えさせられるのは初めての経験だった。

実際は、漫画みたいにあからさまな表現はできないはずだ。人間、本当に怒ったら、そんなビジュアルにかまっていられなくなる。声が大きくなったり、目の光が変わったり、眉間に険悪なシワが寄ったりするくらいだろうか。あるいは思いっきり無表情とか。

でもそれではよくわからない。「怒った顔が視認性がいい」とはいうものの、無表情でどうする。というわけで、どうせならと、思いっきり怒った顔をしてみることにした。


さてあっという間に本番です。

「この群集の中で、ひとり怒った顔でたたずむのか・・・」この時点ではまだ半笑い。

笛の説明のあと・・・。

「怒った顔」の説明も入る。何がなんだか。

そう、そうなんだけど。

なんだこの表情。

そして怒り顔は、保つのにえらく力が要ります。

どなた?

一気にあどけなく。

 

私なりの怒り顔解釈

なぜあのような顔になったかというと、スーパーマリオの地下の面に出てくる「ドッシン」(マリオめがけて落ちて来る、トゲトゲの痛そうな四角い石。名前がドッシンだったかどうか不明)をイメージしてみたのですが、いかがでしょうか。なぜそれがロールモデルなんだ。自分でもよくわからない。

ただ、あの石がすごく怒っている、という記憶が十分に残っていたので、ついそういう顔をしてみたのだ。ということは、あの石はすごく怒っているように見える、ということなのではないか?

なんだか文章が一気に頭悪い感じになってしまったが、そういうことだ。あれは「誰が見ても、記憶に残る怒り顔」なのだ。今回の企画にはうってつけだろう。

さて、このようなあからさまな怒り顔をしつつも客席に溶け込むという非常に難しい芸当、果たしてできるのであろうか。ときどき場所を変えつつ、怒り顔で観客席に混じってみたのが次ページ。

読者に挑戦である。私はどこにいるでしょうか!


高いところから撮ろうと、脚立を持って登場した古賀さん。いつもお世話になっております。

 

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