スカートというものが“回る”ものである、ということをご存知だろうか。
スカートをはく習慣のない方には分からないのも当然だと思う。分かりやすくいうと、歩くうちに前後がズレてきてしまうのだ。
普段大変にわずらわしいこのスカートの回ってしまう性質を、何かに生かすことはできないか。考えてみました。
(text by 古賀 及子)
回るスカートとは
歩くうちにスカートの前後がズレる。言葉で説明しただけでは分かりにくいかもしれない。
この現象をはじめて知ったという方のために、解説の写真と、歩いている最中、まさにスカートが回っている様子を撮影した動画も用意しましたので、まずはご確認ください。
スカートが回ってしまうことについて、十分知識と経験のある方はとばしておすすみください。
基本的に、こうして回ってしまうスカートは神経質にずれるたびに前に手で直さなければならない。
これを直さず回しっぱなしにしたらどうなるかを映像でとらえたのが以下だ。よく回るように、わざと歩きづらい靴をはき、斜めがけのカバンをしょって挑んだ。
スカートが回る原因は
どうだろうか、ジワジワ、場所によってはかなりクルクル回っているのがわかる。
このように、歩くうちにスカートの前後がズレてしまう現象は、スカートを履くすべての人が体験しているわけではない。
具体的には、スカートは以下のような理由で回るそうだ。
1・体型に合わないスカートを履いている 2・骨盤のゆがみ、歩き方のクセ、合わない靴などが原因で歩き方が正しくない 3・ななめがけにしたカバンがすれる
つまり、ぴったりのスカートを履いて上手に歩けばスカートは回らないものなのだ。
この現象を何かに昇華できないか
スカートがズレて回ってしまう。このことに困っている人はどれぐらいいるのだろう。私はおおいに悩まされている1人だ。子供のころから歩き方が下手だった。焦って走っているときにスカートが回るあのわずらわしさにはもう何年も悩まされている。
説明が長くなったが、この回ってしまう性質を逆手にとって何かできないだろうか。
回るスカート、回る、回る、回る……。
あ、そうだ。