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ひらめきの月曜日
 
コンビニには何種類の商品が置かれているのか?

ここで調べました。


以前、夜中に懐中電灯が急に必要になって困っていたら、近所のコンビニに売っていた。普段コンビニでは懐中電灯など買わないので、コンビニで懐中電灯が売られていることが意外だった。コンビニの底力を感じた。

そう言えば、コンビニには2500種類もの商品が扱われている、といくつかの本やサイトの記事で読んだ。複数の記事でそう書かれていたから、2500という数字は信憑性の高い数字のようだ。

しかし、本当にあの狭いお店の中に2500種類もの商品が売られているのだろうか? 雑誌の公称発行部数のように、少しサバを読んで多めに発表しているんじゃないのか?

そんなことを思ったので本当に2500種類の商品が売られているのかひたすら数えてみることにした。

(text by 梅田カズヒコ



今回やってみること

  • コンビニにおいてある商品の種類を自力で数える。

 

お店の選定方法・注意点など

  • 平均的なサイズのコンビニをセレクト。
  • 具体的に言うと、渋谷のあるライブハウスの近くのコンビニで行った。
  • 理由は、ライブハウスの近くのコンビニだと、長時間店内をウロウロしても目立たない気がしたので。
  • ほかのお客さんには迷惑が掛からないよう注意しました。(と言っても、商品を数えるだけなので迷惑にはなりそうにもないけど)

 

おおまかなルール

  • 雑誌のバックナンバー、下着類のサイズ違い(S・M・Lなど)は一種類としてカウント。
  • 商品の色違いは別の種類としてカウント。
  • 売り切れている商品はもちろん、カウントしない。

以上をふまえて調査してきました。

 

今回調査したコンビニの店内はこんな感じ

 

フォトショップを使って今回調査したコンビニを図式化してみました。灰色の部分が商品が陳列されている箇所、白が通路、青がレジです。馴染みが深い、よくある配置のコンビニではないだろうか。
この図を参考に読み進めてもらえると幸いである。

 

入口付近にあった有料の紙袋。デザインのバリエーションが多く、13種類と意外に数字を稼いだ。

豆知識。ホットドリンクのペットボトルは冷たいものと区別するためキャップの色がオレンジで統一されている。

雑誌コーナーは似た雑誌がいくつかあるので数えるのが難しい。写真はポップティーン(角川春樹事務所)とランズキ(ぶんか社)。タイトルのロゴが似すぎ、バックナンバーかと思いました。

まずは入口付近から雑誌コーナーまでのブロック


↑図のピンク色の部分

まずはコンビニの入り口から外が見渡せる雑誌コーナーにいたるまでの部分を調査。

まずは結果をざっと書くと

  • 傘 4種類
  • 有料の紙袋 13種類(※写真参考)
  • ホットドリンク類 15種類(※写真参考)
  • アイスクリーム類 26種類
  • 雑誌(ムック本含む) 149種類
  • 雑誌以外の冊子(単行本・絵本) 30種類
  • フリーペーパー 12種類(他コーナーにあったもの含む)

・計 249種類

傘が入口付近にあるのはコンビニの基本であるが、丁寧なコンビニになると天気予報に合わせて傘を陳列したりしなかったりしている。つまり天気予報なんて見なくてもコンビニに行けば雨が降るか降らないか教えてくれるわけだ。これを知っておくと便利だ。

コンビニで売られている雑誌はなんと149種類。特に雑誌コーナーが広いコンビニでもないので、これ以上の種類を取り扱っているコンビニも少なくないだろう。
それにしても陳列が猥雑で数えるのに苦労した。普段は読まない雑誌で似たものがあると判別が難しい。

ホットドリンクコーナーには今、話題のおでん缶も売られていた。(写真参考)

webの記事っぽいことを書くと、コンビニの魅力とはインターネットで言うところのポータルサイトの魅力ではないだろうか。最新の記事へのリンク集(雑誌売り場)から今日の天気(傘売り場)までのさまざまな情報を狭い店内の中に集約しているところに魅力があるわけだ。商店街が映画やテレビのように最初から最後までずーっとストーリーに沿うように道が続いていくとすれば、コンビニはネットだ。その中でも店内の入口付近は言わばトップページ。最も新しい情報ががこの売り場にあるのだ。

ここまでの累計
249種類

 

 

 

袋ポテチコーナーにて。るるぶじゃぱんとコラボしたポテトチップス。こんなのあるんですね。
最近紙パックでもペットボトルでも缶でもビンでもない、こういう形状の飲み物増えましたよね。スタバのやつとか。(総称する言葉が分からない。誰か教えてください。)

さらに売り場を奥へ


↑図のピンク色の部分

続いてポテトチップスや冷凍食品、そして飲料が売られているコーナーへ。飲料売り場はコンビニにとってドル箱なのだが、店の奥にあることが多いという。この店もそうだった。なぜかと言うと、飲料を求めているお客さんにほかの商品も買ってもらえるようにするためらしい。

結果

  • がちゃがちゃ 4種類
  • 袋状のスナック菓子(主にポテチ) 50種類(※写真参考)
  • 冷凍コーナー(高級アイス、冷凍食品) 54種類
  • ペットボトルのお茶コーナー 20種類
  • それ以外のペットボトル・缶の冷たい飲料、計) 72種類
  • 紙パックの飲料 39種類
  • Caffe Latteのような形状のコーヒー(写真参考) 14種類

計 302種類

駄菓子屋によくある“がちゃがちゃ”(お金を入れてハンドルを回すとボール状の商品が出てくる)がここにもありました。さすがにこの中の商品の種類まで数えられないので、4体あったので4種類として計算した。

ここまでの累計
551種類

 

プリン・ゼリー等だけで42種類。よく考えるとコンビニって甘いもの異様に多いですよね。
総菜コーナーで気になる商品発見! 冷し梅うどん。うどんに梅が練り込んであって、赤い。どんな味だろう? 今度試してみよう。

お弁当売り場・レジそばへ。


↑図のピンク色の部分

続いてお弁当・お総菜やデザートが売られているコーナー、そしてレジ付近に売り場です。

結果

  • デザート(プリン・ヨーグルト・ゼリー等) 42種類
  • ウィダーインゼリーのような形状のゼリー飲料 7種類
  • 総菜(チーズ・ハムなどつまみっぽいもの) 17種類
  • 総菜(サラダ) 13種類
  • 総菜(パスタ・お好み焼き等、主食っぽいもの) 15種類
  • サンドイッチ 17種類
  • ラップ・ベーグルとか 6種類
  • おにぎり 29種類
  • 弁当 11種類
  • とれたてキッチン 43種類
  • レジ横の焼き鳥・からあげ等 6種類
  • レジ横の飴・ガム・和菓子等 7種類
    ・新聞 12種類
  • 道路地図 7種類

計 232種類

レジ横にさりげなく飴とかガムとかまんじゅうとか置いておくのは本当ずるいですよね。ついつい買っちゃいます。

パスタサラダは「サラダ」に、サラダうどんは「主食」に分類させていただきました。なんとなく。

ここまでの累計
734種類

 

小さい上に商品数が多いので数を稼いだコスメ用品。写真は化粧惑星シリーズのネイルグッズ。
歯ブラシだけで17種類。確かにコンビニって歯ブラシ多いけど、改めて考えると歯ブラシってなんでこんなに種類が豊富なんでしょう?
コンビニってなぜかご祝儀袋とか冠婚葬祭に使う袋の種類が豊富ですよね。いざというとき便利。
箱状のお菓子、144種類。どうして僕たちはこんなにもお菓子が好きなんでしょう。(ちなみに、この原稿もお菓子を食べながら書きました)

最後はお店の中心部をまとめて


↑図のピンク色の部分

ひとつづつ触れていくと長そうなのでお店の中心部をまとめて紹介。お店の周辺部に売れ筋の商品を持ってきて、それ以外の商品をまんなかに置くのが小売業の鉄則らしい。つまり、売り場のこのあたりはロングテール論で言うところのしっぽの部分に当たる商品の宝庫なわけだ。商品数も多い。

結果

  • 【手前のブロック】
    新商品コーナー 27種類
  • 男性用ヘアワックス等身だしなみにまつわる商品 50種類
  • 女性用コスメ・化粧惑星コーナー 38種類
  • 女性用コスメ・DHCコーナー 30種類
  • 女性用コスメ・その他 8種類
  • ひげ剃り・あぶらとり紙・制汗グッズ・ハンドソープ 57種類
  • 歯ブラシ・歯磨き粉・シャンプー等 58種類
  • ティッシュペーパー・トイレットペーパー等 12種類
  • 紙コップ・ラップ・割り箸等 21種類
  • 洗剤・バス・トイレ・キッチンまわり用品 21種類
  • 女性用靴下・ストッキング 16種類
  • 生理用品 27種類
  • ばんそうこう他、救急グッズ 32種類
  • タオル 4種類
  • ソーイング用品 31種類
  • 男性用下着 28種類
  • ライター・たばこ関連グッズ 26種類
  • CD−R、DVD他 38種類

【真ん中のブロック】

  • ガム(ポケットサイズのエチケットガム) 88種類
  • 電池・カメラのフィルム等 62種類
  • ボールペン他文具 49種類
  • 封筒・ご祝儀袋・ノート等 34種類
  • せんべい、するめいか等の和風のお菓子 54種類
  • おやつクラブ100(百均のおやつコーナー) 23種類
  • じゃがりこ・チップスター等袋状以外のポテチ 21種類
  • 駄菓子コーナー 12種類
  • 袋状の飴・チョコ等 37種類
  • 箱に入った洋風のお菓子(チョコ・クッキーほか) 144種類
  • 携帯できるお菓子(ガム以外、飴・他) 84種類

【奥のブロック】

  • 栄養ドリンクコーナー 27種類
  • 栄養バランス食品(カロリーメイト等) 48種類
  • 調味料・インスタントコーヒー等 45種類
  • カップラーメン 46種類
  • まんじゅう・甘栗・バウムクーヘン、茶菓子コーナー 35種類
  • パン(菓子パン・総菜パン) 31種類
  • 春雨・フォー等ローカロリーのインスタント麺、スープ 59種類
  • ケーキ、生菓子(シュークリーム、チーズケーキ等)

計 1442種類

さすが、テール部分。1442種類もの商品が販売されていた。ここ5〜6年で最も商品が入れ替わったのはカップ麺コーナーだろう。フォーや春雨やスープの類がラーメンをしのぐほどの売り場面積を獲得してきた。

結果・まとめ

このコンビニで売られていた商品の種類
2,176種類

 残念ながら2500種類には及ばなかった。しかし、324種類の商品が調査時に売り切れていた、と考えれば説明が付かなくもない。何せ2176種類もの商品が売られているから、売り切れの商品も多数あるのだろう。

これより大きめのコンビニならさらに種類が多いのだろう。よって、『コンビニには2500種類もの商品が扱われている』という説を僕は信じたいと思う。最後に今回の調査の結果を円グラフで表してみました。

商品の割合(大分類)

(小分類)

コンビニで売られている商品のうち58%は食料品。うち、実に34.5%がお菓子・デザートという結果でした。コンビニの1/3はお菓子でできている。
マリー・アントワネットが「パンがないならケーキを食べればいいのよ」と発言して国民にひんしゅくを買ったが、現代の日本人はマリー・アントワネットの頭の中と同じかもしれない、なんて。


 

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