シャワーでいいんじゃないか?
滝つぼでマイナスイオンが多く発生するのは、落下した水が摩擦によって電気を帯びるからだ、とする考え方があるらしい(それは誤りだとする人もいる)。
じゃあたとえば、お風呂場でシャワーを使えば、同じ理屈でマイナスイオンが作られるんじゃないだろうか?
実際にやってみた。
上の写真をメーターを見てほしい。値は70,800。滝つぼの65,200を上回っている。
なんだそれは!
滝なんか行ってる場合じゃない。シャワーで十分だ。
さらなる刺客
さらに、マイナスイオン家電についても調べてみた。
当サイト月曜ライターの古賀さんが、マイナスイオンを放出する機能つきのドライヤーを持っているとのことだったので、先日の企画会議の際に持ってきてくださるようにお願いした。
まずはマイナスイオン機能をオフにしてドライヤーを使ってもらい、計測してみる。値は部屋でふつうに計った場合と変わらなかった。
つぎに、イオン機能をオンにしてもらう。
その途端、数値はみるみる上昇していき、見たことのない桁の数字が表示されていった。
なんなんだ、マイナスイオンドライヤー。
奥多摩まで行ってきたのはなんだったのか、と思う。
おすすめは家電です
そういうわけなので、もしマイナスイオンによる健康への効果を期待される方がいらした場合は、ぜひドライヤーを使われることをおすすめします。
森とかに行って樹間をわたるそよ風を感じてもダメです。ドライヤーの送風口から思いっきり風を受けてやってください。
ただし、いわゆるマイナスイオンが健康に与える効果について実証した研究は今のところほぼないそうです。であるならば、いっそ奥多摩に行って滝の近くでキャンプでもしたほうが癒し効果は高いのかもしれません。