まるでエリザのように
このリリアン、単純ではあるが、ながーく編んでいくには相当時間がかかる。来る日も来る日も、まるで「白鳥の王子」のエリザのように、編みに没頭する社会人だ。
もう4日目だ。ながーく編むのにこんなに時間がかかっただろうか。
子供の頃はもっともっともっとながーく編んでた気がする。そんなに暇だったのか、子供の私。 そしてそんなに編むほど小遣いは足りていたのだろうか。
いったん編み機から外し、出来上がりを見つつ、何を作れるのか考えてみる。 これを普通にアクセサリーや小物にするのでもいいが、何か今までにないようなものをリリアンで表現したい。
セレア・・・レディースマープ・・・プロピア・・・
何を作ることにしたか。この見出しでほぼおわかりだろう。レインボーカラーだけど。
では、長くなったひもを、思い切ってばっさり切ってみることにします。 小学生の私が絶対考え付かなかったことだ。 編んだひもを乱暴に切っちゃうなんて。
なんだこりゃ。
唇突き出したり手のポージングしたりは、別にしなくてもいいのだ。
素直に帽子やバッグを作ってもよかったのだが、ドレッドヘアにひそかにあこがれていたのだ。ウィッグは高くて買えないので、このニットキャップ・ウィズ・リリアンウィッグで秋冬のライブシーズンは乗り切りたいと思う。
あ、ライブっったって、自分が出るんじゃなくて見に行くってことです。