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フェティッシュの火曜日
 
時をかける地下街
そう、魅力の店がいっぱいなのです。


バカと煙は高い所が好き、とよく言う。自分がバカかどうかは後生の人の判断に委ねるけれど、高い所は好きだ。でも、高い所に負けず地下も好きだ。特に地下街。どこか息苦しいけれど、店がギュッと詰まってる感じと、照明も普通の商店街と違う暖かな感じ。

日本に出来た地下街の最初の3つがまだ現存しているという。しかも全てが東京都内。しかもどれも結構古い!日本のいろんな光景を見てきたであろう地下街を訪ねてみましたよ。

大坪ケムタ



日本最初の地下街・神田須田町ストア

最初に向かったのは神田にあるという日本最初の地下街である「神田須田町地下鉄ストア」。オープンしたのが1932年(昭和7年)というから74年前だ。日本最初の地下鉄である「東京地下鉄道」が上野〜新橋間に開通した際後に誕生したという。

現在も東京メトロ銀座線として使用されており、地下街も残っているということ。いざ神田駅に到着し、地下鉄近辺を見回すも地下街らしき商店街はない。ただ数件の店がポツポツあるだけ。

また別の場所にあるのだろうか‥と駅員さんに聞いてみると「あ、これですよ」って‥コレ通路じゃないの?

公開当初、東京地下鉄道について「その後都営地下鉄と統合」と書いておりましたが、読者の方から間違えであるとのご連絡をいただき削除しました。ご連絡ありがとうございました!(2006.09.28 編集部追記)


少なくとも地下「街」じゃないよ。

地下街というと両脇に店がある‥というイメージからすると、「地下通路に店がある」という風にしか見えない。まぁ1932年当時からすると、地下に店が並んでるというだけで先鋭的だったのだろうが。

また天井が低いのが通り抜け用の通路、って感じで。天井は大丈夫だけれど、看板はちょいと頭をぶつけそう。


当方身長181cm。もうちょいでコツン。
パイプまみれの天井がメカ心をくすぐる。

地下通路、いや地下街はほとんどがシャッターで閉め切られていた。シャッターも上から下ろすのではなく、文房具からプラモデルまで置いてるような田舎の商店で使われてそうなトタンのやつ。意外と古さを感じなかった地下街で一番古さを感じたアイテムというとこれだろうか。


おじさんがハメてる姿が想像つくシャッター。

唯二空いていた靴屋のおじさんに話を聞くと、現在では4軒しか営業してないという。隣のテーラー(上写真の看板の店)は普段は空いてるらしいのだが「今日は帰っちゃったよ!」昼3時なのに‥。


この日空いてたのは靴屋さんと
美容院だけでした。

ポスト?ももはやこれだけ。

しかし神田駅というとそんな人少ない場所でも無かろうに、なぜこう閑散?というと、JRから乗り換える人はもう一方の入場口から入るために、正反対となる地下鉄ストア側はそれほど利用されないのだろう。

とはいえ「日本初の地下街」なのに、何もアピールされてないのももったいない。1932年の基準で作られた地下街だけに、おそらく新店舗を入れるとなるとまたいろいろ法的な問題があるのかもしれないが‥。ちょっと、そのままってのも惜しい。


JRからの乗り換えにはまず使わない。

この地下街が出来た1927年というと、5.15事件・上海事変・満州国建国など不穏な時代。古い地下街というとどこもこんな感じなのだろうか?見た目寒い記事になりそうだ‥と、こちらまで不穏になりながら、日本で3番目に誕生した地下街がある浅草駅に行ってみる。


記事にもっと光を!

 

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