■絵を描いていく
パソコンに表示されている画像を見ながら、スケッチブックに絵を描いていく。
雰囲気が出るように、紙はややボコボコしているタイプで、エンピツはB4と柔らかめのものを使う。
この画材の選択が良かったらしく、ただササッと線を描いているだけでもそれっぽく見えてきた。
ざっくり描いたところで、そろそろ「法廷風」にするために細工をしていく。
まず、実際の写真では手に雑誌を持っているので、それを消して、手を前で組んでいるように描き変える。
次に、裁判中に裸足では困るので、クツを描き足す。
また裁判中にソファに座っているわけはないので、法廷にありそうなイスに描き変える。
最後に、顔がどうしても普通だ。まぬけ顔だ。
これではただの自画像だ。
しかも似ていない。
今まで見た法廷画のイメージを思い出すと、だいたい被告人の絵は「悪そう」あるいは「幸薄そう」だ。
顔も修正してみよう。
眉毛を消して、薄くて下がり気味の眉毛に。
口を消して、ちょっと開き気味の口に。
オマケとして、髪の毛を実際よりボサボサにしてみた。
これでどうだろうか。
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