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フェティッシュの火曜日
 
『鼻先にニンジン』で、足は本当に速くなるのか


秋だ。夕方の風がいつのまにか熱気を失い、空の高さを実感できる季節になってきた。

暑い時期にはおっくうだったことを、秋ならどんどんやろうという気分になる。運動もそのひとつのアクティビティだろう。
野原を思い切り駆けて体を動かしたい。

ところで私は運動音痴だ。かけっこでは万年ビリだった。障害物競走の平均台で、3レーン中、空いている列でなくわざわざ人が並んでいる列に並んでぼーっと待っていたり、幅跳び記録が1m28cm(高校2年で)だったりした。

もっと速く走りたい。が、もう練習などしている暇はない。日々の生活で精一杯だ。
いきなり速く走れるようになりたい。さあどうすれば。

そうだ、よくマンガで見るような、「馬の鼻先にニンジン」システムを導入すれば、効果が出るのでは、ないだろうか。

乙幡 啓子

秋の空の下、ぶらさげて

というわけで、いつもの河原にやってきた。近所にトラックのある運動場がないので、ここでタイム計測だ。

一口に「鼻先に物をぶらさげる」といっても、そのための装置をよく吟味せねばならない。
ちょうど家につっぱり棒が2本あったので、くの字にかませて体に取り付けることにした。


これなら、長さの調節も思いのままだ。頭いい。
背中を通して、鉢巻に固定して完成。

ルネ・マグリット作(嘘です)。

いきなりのシュールレアリスムタッチで申し訳ない。これは「ぶらさげられたアメリカンドッグ」である。

馬ならニンジンぶらさげても奮起できるだろうが、私はだめだ。やはりここは今食べたい好物をぶらさげたい。というわけで、アメリカンドッグである。


正解はこちら。

鼻先、約50cmほどの距離にまずさげてみた。「ここ・そこ・あそこ」でいうなら「そこ」にある対象、である。目の焦点距離も合い、ばっちりドッグを見つめていられる。

さてどんな結果になるだろうか。


あ、準備運動しないと。
屈伸するとドッグが地面に着きそうで気が気じゃない。
スタート地点には目印のムースポッキーを置いた。運動のあと食べよう。
30mほど先(適当)には、ポカリスエットを。運動のあと飲もう。

あ、そうだその前に。
棒の先に何もない状態でまず走っておかないと、「ぶらさげ効果」がどう出ているかわからないじゃないか。

と、気づいたのは、のちのお話です。
ドッグの実験のあと、素で走ってもみました。

素走りデータ: 8秒2

これ、覚えておいてください。それにしても、のろい。


あーあ。

 

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