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ちしきの金曜日
 
アクロバティックな駐車場の入り口
駐車場の入り口がわからないことって、けっこうある。


駐車場の入り口がわからず右往左往してしまう、それも目的の建物が目の前にあるにも関わらず…という状況は、車を運転している人なら誰しも経験あるかと思う。

また、入り口がみつかっても、どうやって入ったらいいか一瞬頭を悩ます駐車場もある。

例えばこんなやつだ。

(text by T・斎藤



 
駐車場入り口

 

拡大図

これはないだろう

そこが駐車場であることを示す「Pマーク」はたしかにある。が、左の拡大図を見ていただくとわかると思うが、矢印が上を向いているのだ。

ここが駐車場の入り口??

 

 

…OK、わかった。

とにかくやってみよう。

あそこに入れればいいんだな?
お安い御用さ
Bボタンを押しながら
めいっぱいアクセルを踏む。
バッ!!
こんな客、いたら困る。

 

 

行けました。


トマソン現象?

コレ、一見、どう見たってトマソン物件である。

【 トマソンとは 】
なぜ存在するのかわからないもの、役に立たないもののことを言う。昔巨人に在籍していたトマソン選手が、まさにそんな感じであったため、彼の名をとってトマソン現象と言われるようになった。建物などの欠陥構造物に対してよく使われる。

が、これがなんと、トマソン現象ではなく、ちゃんと駐車場として機能しているのだ。

 

こうなっている

近くまで行ってみると、このようになっている。



そして、こうなる。


ぐわーん

 

ジャンプ不要

以下、この駐車場の正しい使い方である。


まずはこの中に車を入れる

操作は、車の窓を開けて、リフトの手すりについているボタンを押す。


シンプルな操作盤

こんな感じで押すと動き出す

気になっていたドア。 ゲームっぽい。

駐車スペースが見えてきた


という具合に車を入れる。

ファンファーレが鳴り、次のステージへ。
(進みません)

という感じで…

以前にも、「秘密基地気分が味わえる立体駐車場」というのを紹介したことがあるが、坂が多く平地面積の少ない長崎の市街地では、こんな感じで、駐車場においても独自の工夫が盛り込まれていたりする。

ちなみに今回紹介したのは、こちらのホテルの駐車場。

長崎シティホテル アネックス3 

私も一度泊まったことがありますが、部屋が広くて快適でした。アクロバティックじゃない普通の平置きの駐車スペースもあります。(ホームページ


 

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