立ち上がることで有名な千葉市動物園のレッサーパンダ、風太くんのことを、みなさん覚えているだろうか。
話題になったのは去年の5月ごろ。早くも1年半が経とうとしており、記憶にはあるものの関心はもうあまりないかもしれない。
実は、その風太くんに今年の6月赤ちゃんが生まれていたのだ。そうして、その赤ちゃんが早くも立ち上がっているところを私は目撃してしまった。
この嬉しい目撃のきっかけは、実は別にあったのだが……。
(text by 古賀 及子)
今回の記事のご説明
そういったわけで、風太くんの子どもが立った様子を今日はお伝えしたいのだが、実はこの取材には裏の目的もあった。
裏の目的は置いておいて取り急ぎスクープとして風太くんのことを知ってもらいたいので今回は、
まず、最初のページで重要な部分だけをサックリ切り取って掲載します。
その後、次のページで裏の目的の顛末も含めた全文を掲載したいと思います。
では、スタートします。
動物園に行きたい
近頃ずっと動物園に行きたいと思っていたのだが、ある日やっと行ける時間ができた。
ようやくとれた時間、どうせならたくさんの動物園をまわれないか。
そんなわけで、神奈川の野毛山動物園、東京の上野動物園、千葉の千葉市動物公園を3つを回ることにした。
野毛山動物園へ
まず最初は野毛山動物園へ。
入ってきょろきょろしていると、レッサーパンダがいた。かなり近い! こんなに近くで見たのは始めてかもしれない。
さすがに立つことはなかったが、もこもこした体と大きなしっぽはやっぱり愛らしい。こちらもついついもこもこした気分になってくる。
続いて上野動物園
続いて上野動物園へ移動開始。
野毛山でなごませてくれたレッサーパンダは、上野では姿を見ることができなかった。そういえば、私は上野動物園はかなり何度も来ているが、活動的なレッサーパンダを見たことがない。ちぇ。
最後の千葉市動物公園
最後の千葉市動物公園に到着したのはもう15時をすぎていた。閉園は16時半。園内を急いでいると、売店や掲示物のいたるところにレッサーパンダの写真やイラストが張ってあった。
レッサーパンダの聖地までやってきたわけだ。ああ、すぐ行くからね。
そうして、レッサーパンダの前にたどりついた。
中には
双子の子どもと、風太のおくさんであるチィチィがころころ転がるように戯れていた。その様子は本当にかわいい。
静かに双子の子どもを眺めていた、そのとき。
立った! 風太の子どもが、立った!
衝撃の瞬間だった。
この感動をわたしはわすレないだろう。