沖縄に5日いて3キロ太った

皆が口をそろえていうことだが、沖縄のごはんはうまい。Aランチじゃなくてもたいてい量が多く、豊かな気持ちになる。

どれもごちゃっとしたものがどっさりしている。

おでんはライター安藤さんと深夜1時過ぎに入った店で出てきた皿だ。「おでん適当に」と頼んだらこれが出てきた。山盛りだ。泡盛を頼んだらボトルを開けてしまうし、いったいいくらとられるんだろうと心配していたらひとり1000円ちょっとであった。

疑ってすまなかった。飲んでるあいだお金のことを気にしてしまったのも損した気分だ。

まったく都会のネズミである。

メインイベントのAランチだ

調子に乗っていろんなものを食べていたら沖縄を去る最終日になってしまった。今日こそAランチを食べなければならない。

地元のタクシーの運転手さんに聞いたところ、ルビーという店がいいとのこと。

「上等なスープもつくしね。」

だそうだ。

軽食の店 ルビー

軽食の店、というところにややひっかかる。Aランチが小さかったらどうしよう。しかし運ばれてきたAランチは…

軽食じゃない

お皿の大きさは幅30センチ、奥行き20センチ。トンカツ、ハンバーグ、サラダ、ライスが乗っている。トンカツとハンバーグをどけてみると

なんかいっぱい出てきたよ

ポーク、玉子焼き、ウインナー、ハムが出てきた。そしてこのハンバーグもトンカツと同じぐらいの大きさだ。茶色いおかず大集合である。おかずエルドラド。

ぱくぱく食べる

これぞAランチ、というものが食べられてとても嬉しい。…嬉しい。………。頭では嬉しいのだが、胃が追いつかない。10代ならともかく、30代にこのおかずサンクチュアリは過剰だ。

30代らしく食べきれないぶんは持ち帰ることにした。食欲はないが社会性ならあるぞ。