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ひらめきの月曜日
 
かわいい枝? 冬芽ちゃんって何さ

冬芽ちゃんの手がかりを探して駒場野公園自然観察舎へ


おお、本物だ!

ザリガニから冬芽ちゃんへ

山内さんに連れられて、まず最初に訪れたスポットが駒場東大前駅近くの駒場野公園。

目黒の区立公園で、区画ごとに種類のそろった木を植え整備するのではなく、木々が自然の雑木林のように育てられている。

その中にある駒場野公園自然観察舎におじゃました。いろいろな樹木の枝が展示してあり、いつでも本物の冬芽ちゃんに触れ合える。さらに開館時ならいつでも担当の方に、園内の自然のことが聞けるのだ。

そもそも山内さんはこの観察舎で別のことを調べていたとき偶然さきほどの本「ふゆめがっしょうだん」を見つけたのだそうだ。

「別のことって、もともと何を調べてたんですか」
「いやー、ザリガニ釣りたいなーと思ってて。ここ、そういうこともできるってちょっと聞いたから」

ザリガニへの興味が植物の枝への興味に結びつくって、それは奇跡か。

(なお、現在ザリガニは釣れません。あしからず。)

さて、ではいよいよ冬芽の観察に移っていきまっしょい。駒場野公園を徘徊し、(許可をもらって普段は入れない雑木林内にも入れてもらったぞ)顔を集めました。

木というより、その辺に生えているような葉みたいだけど
よく見ると、顔! 冬芽というより、これは完全に葉痕か
こちらも葉跡。かわいい。みなさんも顔見えてきましたか?
芽が伸びた状態。冬芽のときはどんな帽子の形だったんだろう(うっとり)
ちょっと怖いな…
山椒の枝はトゲが手のように出ていた。「太陽の塔って冬芽なんじゃないか」と山内さん
ウサギ?
葉痕はどんな植物にもあるけれど、顔っぽいくないものももちろんある。この植物のはキリンの胴体みたいな葉痕ですな
駒場野公園はかなり見所いっぱいの公園でした

ちゃんとした冬芽ちゃんを求めて

きゅんきゅん胸をつかまれながらまわった。私はすでにその魅力にKO寸前なわけだが、実は自然観察舎の方に「冬芽のハイシーズンは晩冬」と聞いていた。

そう、冬芽ちゃんは葉が落ちたあとに春に向けて出てくる新しい葉。葉痕はいつでも観察できるが、肝心の冬芽ちゃんが見られるのはまだまだこれからの季節なのだ。

ごーん。

けれど大丈夫。すでに冬芽状態になっているオニグルミの木が観察できる場所を山内さんが知っているというのだ。うおー。つれてってください!


取材協力ありがとうございました!

駒場野公園自然観察舎
開館時間:9:30〜16:30
休館日:毎週月・火曜日(年末年始は12/28〜1/4)
入場無料



 

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