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フェティッシュの火曜日
 
日常にひそむフェチ


フェティシズム、フェティッシュ―いわゆる「フェチ」という言葉、いまやどこでも使われる。本来は「異性の身体・衣類・所持品などの事物に対し,異常に執着・愛好する態度」(三省堂「デイリー 新語辞典」より抜粋・引用)というディープな意味だが、「オレ、○○フェチなんだ」「私、○○フェチなんですよねー」とふつうに使っている。

異性云々〜はこの際置いといて、「事物に対し異常に執着・愛好」するというのは日常でも多くありうる。今日は、頼まれもしていないのに、私の場合のフェチとは何かをお送りしよう。自分を見つめなおしながら一日を送ってみた。

乙幡 啓子

「トーストを丸く齧り取るフェチ」

朝食だ。今朝はシリアルとトーストだ。この時点ですでにフェチの対象が出現している。トーストである。


ふつうの6枚切り食パンだが
耳から食べ始め、
いつのまにか丸くかじりとっている!

眠気でボーッとしていたとはいえ、なんという平和さだ。そしてどこにそんな時間の余裕があるのか。

私はほぼ100%、トーストを家で食べるときはこうしてしまうのである。


しかしこの、歯の圧力で薄くなった縁がいとおしい・・・。

 

ハサミの糊をガムテでとるフェチ

さて、午前中はデイリーポータルの記事用の作業をしよう。両面テープ大活躍である。チョキチョキ。


このようにハサミでテープを切っていると、だんだん切れ味が悪くなってくるのだが・・・
テープの糊が、刃についてしまうためなのだ。

最近このようなことがあって、まだ作業もあるのに、このハサミ切れ味いいのに、どうしようどうしようと困ったのだが、ひとついいことを思いついた。


ガムテ登場。
ペタペタ。

そう、同じく糊の面を持つガムテだが、それでもって何度も押し付けると、糊がガムテにひっついて、簡単にとれてしまうのだ。ミイラ取りがミイラになるって感じ?違うな。

このとれ方が、もう本当に気持ちいいくらいのとれ方なので、以来わざとハサミを糊だらけにして、まとめてペタペタやってあげる、これが楽しみになってしまった。皆さんも、こういう快感ポイントがどこかにあったりするでしょう。するでしょう?

 

揚げ玉だらけでモワモワたぬきうどんフェチ

たぬきうどんをしょっちゅう食べているが、駅ソバではできない贅沢、それが「揚げ玉入れ放題」だ。

入れ放題な店もあると聞くが、家での入れ放題は、店での入れ放題とはまた違った野趣がある。野趣って言葉こういう使い方でいいのか。


今日はまた別のフェチ「平たい麺」とともに
第1陣
もうたまらん
そして矢次早に第2陣

本当なら入れ放題で、手放しでここでうれしがっていいのだが、ひとつ問題は、「汁吸いすぎてもうなにがなんだか」な状態になってしまうことだ。


固体でも液体でもなさそう。ゲル状

もっさー

家でこの「もさもさ」を食すときはこのように掬い網を持ち出すのだが、もうこの時点では見るだけでおなかいっぱい。

でも、私はほぼ100%、たぬきうどんを家で食べるときはこうしてしまうのである。


 

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