巨木・保存樹木3、善養寺の影向のマツ編
最後はちょっと有名なマツを見に行こうと思う。僕が今まで求めてきたのは幹の太さ、もしくは全長だ。上へ上へ伸びる木に、僕は憧れを抱くのだ。通常、木は上に向かって成長を繰り返す。
しかし、このたび見に行く『影向のマツ』とは横に向かって広がっていったマツなのだ。日本一繁殖面積が大きいマツ。果たしてどんなものなのだろう?
ほかの木とまったく違う。なんと、木なのに看板に出ている。地図にも載っている。これは分かりやすい。
巨木を見つけるヒント
巨木を探すにあたってヒントになるのは周りの木の大きさである。巨木の近所はほかにも巨木が多かったりする。大昔からずっと森で、開発を免れた場所で、近代になって施設になったものの巨木を残そう、という考えから残っている地域。
もしくは、江戸時代お金持ちか寺社が豪邸やお寺を建てた地域かもしれない。そういった場所は現在病院や区の施設など行政の施設になっている場合が多く、大きな木が残っている可能性が高い。 |