原宿に拳法使い、集う

1000人による太極拳という試みを行うのは「中国文化フェスティバル・渋谷太極拳まつり」。「簡化24式太極拳誕生50周年」「渋谷太極拳教室開講30周年」「太極拳友好協会15周年」などの記念行事として行われるイベントだ。

あらためて調べてみると、太極拳といっても流派がいろいろあって、「陳式太極拳」「楊式太極拳」「呉式太極拳」などなど。その中にまた制定拳と呼ばれる「形」のようなものがあり、これが「二十四式太極拳」「八十八式太極拳」「三十二式太極拳」といろいろあるそうな。

パンフ見てるだけで「老師」とか「伝統武術世界チャンピオン」とかバンバン出てくるだけにどうしても武術、と考えてしまうけれど、現在では健康増進的側面が強いそうで、今回のイベントも日本でいうラジオ体操×千人大集結！的なものと思えばいいのかもしれない。

会場である原宿は代々木公園、朝９時前に到着。昼を過ぎればバンドやおデート・行楽に繰り出した家族らの声が弾む歩道もまだまだ静か。

正直、到着するまではまちまちのジャージとかでやるのかな？とラジオ体操的イメージを想像していた。しかし、代々木公園に到着してみると、ホレ！

ここは日本か？と思ってしまうほど、皆さんカッチリ正装。すいません、太極拳軽く見てました‥ちなみに青いユニフォームは太極拳友好協会の服のよう。

間もなくして司会のアナウンスが始まり、イベント開始！まずは中国からやってこられた中国武術代表団のみなさんの紹介。こちらはカンフー着ということはなくいたって普通の格好だけれど、挨拶のポーズが決まってる所が、やはり「達人！」「老師！」とかなんだろう、と素人目ながら思える。

中国からやってきた達人クラスの拳法使い‥グラップラー刃牙風に言うなら「一個中隊の軍事力に匹敵するッ！」くらいの実力があるのだろうか‥とか余計なことを考えてるうちに、太極拳スタートです！