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はっけんの水曜日
 
戦闘機と長いレンズ

ゴーーーー。

そしてメインの航空機ゾーンへ

そうこうしているうちに遠くの空から轟音が聞こえてきた。戦闘機が飛んでいるのだ。会場にアナウンスが流れる。

「ただいま上空を通過いたしますのはF-4戦闘機でございます。最高速度は・・(ゴーーー)」

耳をつんざく轟音がアナウンスをかき消した。次はいよいよメインとなる航空機地上展示会場だ。

 

かっこいいけど飛んでいない。

なんとか写真におさめたい

このエアーフェスタではかなり近くで実物の戦闘機を見ることができる。実際にコックピットに座らせてもらえる機体もあった。しかし飛行機はやはり飛んでいる姿が一番格好いい。できることならばそれを写真におさめたいものだ。しかしはるか上空を音速で飛行する戦闘機を捕らえるのは並の機材では無理。で、こうなる。

どーん。

レンズどーん。

飛行機の写真を撮っている人たちの機材がとにかくすごいのだ。僕もカメラが好きなのだが、このあたりの機材に関してはまったく守備範囲外だった。気になったのでちらちらとスペックをメモし、家に帰ってカタログを見てみたら129万円と書かれていた。ミサイルランチャーの14億よりもカメラの129万円の方が衝撃的だ。周りを見渡すとそんなクラスのカメラがごろごろしていた。

ずしーん。
煙突みたいですね。
肩から下げるとレンズは垂直に下を向く。

戦闘機が頭上を通り過ぎると、大砲みたいなレンズたちが一斉にそれを追う。

「カシャカシャカシャカシャカシャ・・・」

鬼でも乗り移ったかのように通り過ぎるまでとにかくずっと連射。今ので1ギガくらい使ったんじゃないか、とか思う。

戦闘機が近づくと。
全員が一斉に連射する。
下に置いても腰くらいまである。

このクラスの機材は家族旅行とかではまず使わないだろう。最短撮影距離が5メートルくらいなので家族を並ばせて、はい撮るよー、と言ってから走って5メートル離れなくてはいけないのだ。それで撮っても目だけとかしか写らない。そうなるとたぶんこのためだけに買ったのだろう。飛行機を撮るためだけに、だ。

 

レンズだけで5キロくらいあるらしい。
背筋で支える、それがおれの撮影スタイル。
家族にはなんて言い訳しているのだろうか。
飛行機撮りたいんだけどさ、レンズ買ってもいいかな。
いくらするの。
120万。

長いレンズは豊かさの象徴です

最初は初めて入る自衛隊の基地に興奮していたのだけれど、会場に着くと飛行機よりも周りのカメラやレンズの写真ばかりを撮っていた。で、家に帰ってカタログで同じレンズを見つけてはそのスペックとか価格とかに驚く。こんなのを個人レベルで持っている人がこんなにたくさんいるのだ。日本は平和で豊かな国なんだなあ、と実感したイベントだったのでした。

女性だってでかいの持っています。

 

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