■日本における本場は沖縄らしい
一昨年に舞浜を取材し、その浮かれの質と規模に「もうひとつのエレクトリカルパレードだ!」と度肝を抜かれたが、きけばこの浮かれ電飾、本場はアメリカだそうだ。「本場」の意味がよく分からんが。
クリスマス自体が輸入品なのだから、それに付随した浮かれ電飾が輸入品であっても不思議ではない。それに陽気なヤンキーたちが浮かれた挙句に我が家を電飾するさまは光景としてしっくりくる。
し
かし、「ベースボール」が海を渡って極東の島国で「野球」として独自の進化発展を遂げたように、浮かれ電飾もまた本家をしのぐまでのうかれっぷりに到達し
ているのではないか。舞浜ショックを経験したぼくにはそう思えて仕方がないのだ。野球のことはよく知らないまま適当なことを言っているが。
ひ
とつ、本場の浮かれっぷりがいかほどのものか拝見してみたいものだ。そう思っていたところ「日本における浮かれ電飾の本場は沖縄らしい」といううわさを耳
にした。米軍住宅とそれに影響を受けた住宅街がそうだというのだ。なるほど。アメリカまで取材に赴くのは無理だが沖縄ならなんとかなる。行ってみよう。
しかし、いろいろと取りざたされている沖縄の基地問題だが、日本における浮かれ電飾の出島が沖縄なのだとしたら、やはり基地の功罪は大きなものだと言わざるを得ない。
■地元での聞き込み |