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フェティッシュの火曜日
 
グミ好きならやってみたいこと

小さいころはお菓子の家にあこがれたものだ。だが本物の家をお菓子で建設するのは大変だ。湿気対策やらバリアフリーやら。坪あたり単価はいくらだ。

だがこれならば。本を参考に、糸を通すのに適したグミを選び、色や形を考えつつ配置を決めていく。あまりに中身のとろとろしたやつとか、やわらかすぎるやつとか、砂糖がまぶされすぎなのとかは適さない。限られた種類だけに、なかなか難しいぞ。


コーラグミは形がポップ過ぎて使えなんだ。

針を消毒し、糸を通して普通にぶっ刺していくのだが、なんとも妙な感触。糸もべたつく。

「ごめん!」って声をかけたくなる。
夜店のくじ引き飴みたいな。

もうベッタベタ。こんなことでいいのかしら。

べとつくしちぎれるしで結構面倒だったのだが、まあまあ奮闘し、そしてできましたのがこちらの商品でございます。


こういうの、普通にあるよね。

色味がどうにも浮かれすぎで、渋い大人のアクセサリーには決してならないわけだが、どうでしょうか。パッと見、「お菓子っぽいビーズネックレス」に見えないでしょうか。ただの「お菓子を首にくくりつけたあぶないお姉さん」に見えるという話もある。


甘いものぶら下げた人が電車を待っている。

飴ぶらさげて電車に乗ってゴー。

「おなかすいたなあ、そういえば朝から何も食べてないや」

「おおそうだ、グミぶらさげてるんだった、やったー」

ブチッ。

「はー生き延びた」

ということも可能なわけである。セントバーナード犬、いや、「幸福の王子」になったみたいだ。ひとり幸福王子。

「グミは宝石みたい」なんて夢のあるかわいい話から、とてつもなくびんぼ臭い話になってしまったが、皆さんもぜひ手作りして結婚式とかで試してみませんか。最後には列席者にふるまえるし、グミ。


仕事しながら食べ尽くす。

 

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