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ちしきの金曜日
 
お酒を飲むとメガネが汚れる

どんどん飲んで、どんどん食べる

今回の実験を行なった店は、高瀬さんのお勧めの居酒屋だ。
数多くの食に関する記事を書いている高瀬さんのお気に入りの店だけあって、食べ物がとってもおいしい。
実験開始後まもなくして、すでにメガネの汚れのことなんかわすれて飲み会は大いににぎわっていった。


これおいしいからたべて、食べて!

 

宴もたけなわ、汚れもたけなわ?

おいし料理とおいしいお酒、飲み会ならではのたわいもなくも楽しいおしゃべりで、どんどん時間は過ぎ、お酒も進み、摂取カロリーも増え続けて行く。
メーターが上がるという状態だ。
それと同時に、メガネの汚れもどんどん増しているのだろうか。


さらなる比較対象としてテーブルに放置されたメガネ

 

メガネが汚れる仮説

なぜ飲み会でメガネが汚れるのか僕なりに仮説を立ててみた。
思うに、おそらく我々の体は、アルコールを摂取することによって新陳代謝が活性化し、そのことにより何らかのメガネ汚染物質が涙腺近辺より分泌され、それがメガネを汚くするのではないか、というのが僕なりの仮説である。
それが正しければ、テーブルに置いたままの実験用メガネは汚れず、我々が身に付けたメガネは汚れてゆくはずである。


ほんのり桜色に頬を染める大北さん

 

結論:お酒を飲むとメガネは汚れる

すっかり酔っぱらった。
飲み会のたわいもない話しは、やがてそれぞれの人生経験談にかわってゆき、最後には結局なんの話しなのかわからなくなっていった。
終電もおわり、そろそろ帰りましょうという時間になったので、メガネの汚れ具合を確認してみた。


レンズが白く曇っている

 

なぜ、汚れるのか

写真がブレていてわかりにくいが(こんどは「お酒を飲むと写真がブレる」謎をたしかめよう)、実物のメガネははっきりとレンズが白濁していた。
この実験で汚れがはっきりと確認できたのは、高瀬さんにかけていただいたメガネと、僕のメガネだ。
大北さんのメガネはちっとも汚れていない。
その理由はなぜだろう。


僕のメガネも白く汚れていた
ところが大北さんのメガネはキレイなままだ

 

理由は写真の中に

実をいうと、この実験の最中に僕はうっかり記憶を飛ばしてしまった。
飲みすぎちゃったのだ。
状況を、あんまり覚えていないのである。
気付いた時には朝だったのだ。
二日酔いの気だるさの中メガネをかけると、視界が白くぼけている。
ああ、飲み会の次の日はいつもこうだ、と思いながらメガネをふいてしまったが、これでは実験の意味がない。
あわてて昨日の記憶を探りながら、撮影した写真を確認してみると、そこにはお酒を飲むとメガネが汚れる真の理由がしっかりと記録されていた。


 
 

 

自ら汚しているのだ

ね!
メガネ汚しているのは、なんと自分自身だったのである。
新陳代謝とか、分泌物とかは全く関係なかったのだ。
この実験では僕が写真を撮影していたため、写っているのは高瀬さんばかりなのだが、実際は僕も高瀬さんと同じようにメガネをべたべた触ったり、写真を撮影するのにカメラのファインダーをのぞいたりして、自分でメガネを汚していたのだ。
冷静な大北さんは、僕たちの酔っ払いぶりを笑いながらも、自分のメガネを汚すような行為はしなかったのだ。
お酒が入ると、メガネの汚れに対する警戒感が低下し、ふだんであればすぐに拭いてしまうような汚れに対しても、ついつい寛容になってしまうのだ。
つまり、お酒は人をやさしくさせる、という事である。

謎は解けた

楽しい仲間とお酒を飲むのは、素晴らしいひとときである。
この日も楽しくお酒をいただいて、美味しい料理に舌つづみを打った。
そんな時、僕はメガネのことをすっかり忘れている。
楽しさのあまり、いつも僕の力になってくれているメガネをないがしろにしてしまっているのだ。
お酒が楽しいからといって、メガネのことも忘れてはいけない。
今回の実験の結論が、そのような教えを導いてくれた。


 
 
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