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チャレンジの日曜日
 
区画整理と壊れかけた建物

区画整理現場その2。通りごと区画整理の大量となった地域

 

通行人はいつもと同じように通り過ぎる
店は壊れても自分の場所で屋台をだす
まだ生活の匂いが残る家。最後まで粘りつづけるのか

中国の区画整理現場の醍醐味

 日本でも区画整理はあるし、そうでなくとも大きい建物が壊される場面に出くわすこと、たとえば学校が新校舎になるから立て替えといって、大きな旧校舎を壊していくのを見ること、もある。とはいえ中国みたいに「歩けばすぐ発見」というわけにはいかない。

 日本は安全第一。フェンスを高く設け、関係者以外は立ち入りがそう簡単に出来ない現場となっている。一方中国では自己責任とはいえ、ガレキの上を歩いて好きな角度から解体現場を見ることができる。

 また作業がアバウトなのもいい。家が中途半端に壊されていたり、壁が少し残っていたりと、遺跡っぽさがあるのが日本と違って生々しく、ダイナミックにその存在を訴える。

 みんなタフなのか前向きなのか、とにかく人々の醸し出す空気が後向きでないのもいい。壊れる直前まで、食堂は営業しているような雰囲気だし、壊れされた家の前で屋台を出したりしている。

区画整理で活躍する重機の横を走る子供

 


 

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