宝塚風メイク〜ポイントメイク編
宝塚風のメイクではアイライナーは丸く縦長に。少女漫画の目を目指す感じで書くのが良いそう。切れ長の目の人は、右の写真のように少しはみだし気味に描いて目を丸く見せていきます。
基本的に宝塚風メイクは、元の自分の顔は無視して、娘役なら目は丸く、男役なら目はきりっと、役に合わせて顔を描いていくそう。そうすることで自分の素の部分が隠れ、役に入り込みやすくなる効果もあるんだとか。
さて、続いてはまぶたに入れるダブルライン。このダブルラインには目を大きく見せる効果が。
こんなピンクのライン、宝塚にあったかなと思い、後から宝塚サイトの舞台写真を見てみたら、確かにありました!目の上にはっきりと!
うーん、言われるまで全く気づきませんでした。皆さんも確かめる機会があれば是非。面白いです。
さて、ラインを入れ終わったら、後はお好みで目元にブルーのパウダーを。
昔の宝塚のポスターでは目の上にかなりしっかりブルーが入っていた気がしましたが、最近はあまり入れないそう。ポスターのメイクも舞台よりかなり薄めにしているんだとか。
…出していいんでしょうか。こんな恐ろしい画像。
ちなみにボンドが思いっきりはみ出てますが、ゆりちゃん曰く「乾けば透明になるから問題ない」とのこと。下のまつげはアイラインに重ねるようにして貼り付けます。
ここまで来れば後は眉と口紅だけ。眉は黒とこげ茶、茶色のペンシルを使います。
ここでも元の眉の形は完全無視!若い女性の場合は眉は柔らかい直線、色っぽい大人の女性の場合は細いアーチ型、男性の場合はキリッと直線に描くんだそう。
ちなみに唇の描き方は人それぞれだそうですが、今回は赤いドーランを塗った上にグロスを重ねました。かなり濃い色。
通常、メイクのビフォア・アフターってあまり差が出なくてがっかりするものですが、これだけ違うとかなり爽快。
そのまま見るとかなり違和感のある写真ですが、フォトショップで明度とコントラストをあげて、照明を当てた感じにした方は一応宝塚っぽい仕上がりに。(*マウスオーバーで見ることが出来ます)
ちなみにこのメイクが完成するまでに1時間半かかりました。疲れた…。
普通のメイクと違うことだらけ
使う道具も手順も通常のメイクと全く違った宝塚風メイク。それだけに初めて化粧をした時のような新鮮な驚きが沢山ありました。また、地の顔を無視して、顔にお絵かき・工作をするような楽しさも。
ちなみにこのメイクをした後、普通のメイクをするとどこか物足りなく感じて、ついついメイクが濃くなるそう。気をつけなくては…。