海苔定食で堪能する
どうにかできた海苔をメインディッシュに、海苔と同じ場所で捕れたアサリのみそ汁、海苔と大根の酢の物、海苔の佃煮という海苔づくしの夕飯を作った。
海苔づくし、贅沢なのやら貧乏くさいのやら。
海苔を炙ってご飯と食べる
せっかくの手作り海苔なので、卓上七輪に炭火を熾してパリッと炙る。穴だらけの不格好な海苔から、海のいい香りが立ちこめてきた。
昨日からの海苔作りで、すでに海の香りはお腹いっぱいなのだが、この炙った海苔の香りは別鼻だ。
炙った海苔が今日のメインディッシュ。醤油をたっぷり染み込ませて、白いご飯を包んで食べる。
あらあら、海苔、すごいうまいわ。
普通に売っている海苔とは香りの濃さも風味の強さも全くの別物。味がとても濃い。
海から海藻を取ってきて、太陽で干して、軽く炙っただけなのに、何でこんなに美味しいんだろう。
釣ってきた魚とか獲れたての野菜が美味しいのは当たり前だけれど、自分で作った「乾物」が美味しいっていうのは新鮮だ。
生ノリを使った酢の物やみそ汁もうまい。
一気に一杯分のご飯を食べきってしまった。
二杯目は佃煮で
ご飯をおかわりして、今度はノリの佃煮でいただく。
砂糖を使わないで作った塩っ辛い佃煮が、ご飯にとても合う。うん、海苔は炭水化物とよく合う。
三杯目は鮭を巻いて
なんだか食欲が止まらない。せっかく火を熾した七輪があるので、いただきもののちょっといい鮭を焼いて、ご飯と一緒に海苔で巻いて食べる。
わかった。この海苔は絶対にうまい。
よし、四杯目はこれでお茶漬けにしよう。
手作りの海苔はうまい
海苔という食べ物に対して、好きとか嫌いとか、うまいとかまずいとかいう感情は、今まであまり持ち合わせていなかったのですが、今日食べた海苔は明らかにうまかったです。
軽く炙って食べると、「おお!海だ!」といいたくなる味。
残念ながら今シーズンの海苔摘みはもう終了みたいなので、また来シーズンにでも行こうと思います。