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ひらめきの月曜日
 
箸の先を汚さずに食べられるのか?

カレーうどん

普通のうどんではない。よりによってカレーうどんだ。たまに店で、あまりの箸の汚れっぷりに軽く落ち込むことがあるが、思えばそれはいつもカレーうどんを食べた後であった。

さて、なるべく箸がきれいなまま食べ切るためには、どうすればいいんだろう。


いざ、勝負。
やはり1本が限界です

「どうすればいいんだろう」とは言ったものの、取るべき方法は「1本ずつ食べる」だ。これ以外にない。

辺りに汁が飛ばないように注意深く麺を引き上げ、素早く口に運んだらズズズッとゆっくり啜り上げる。下手に箸でサポートしようものなら途端に汚れが広がってしまうので注意が必要だ。


啜る時の汁の飛び散りにも注意が必要
あくまでも、一連の作業はゆっくりと

汁にずっぽりと箸を突っ込まず1本1本を丁寧に食べたおかげで、麺といえども2センチという記録を作ることができた。私にしては上出来だと思う。


頑張りました。約2センチ強

もしかして作法って、こういうことなのかもしれない。がっつかず、ゆっくりと少しずつ落ち着いて食べる。

…そうだ、私に欠けていたのはこれだったのだ。食べることを急ぐあまり(腹が減っているあまり)ついつい大口になり、勢い、箸をたっぷりと汚すことになる。もっと落ち着きを持って食べろということなんだろう。

 

茶漬けで締めましょう

「作法うんぬんの前に、腹の減りっぷりに負けてはイカン、落ち着きを持って食に対峙せよ」ということなのだと勝手に結論付けてしまったが、さほど間違ってはいないような気がする。

というわけで、落ち着いて、静かな気持ちで最後の食べ物に挑みましょう。


御存知、お茶漬けです
全体をかき混ぜるのに、たいそうな時間がかかりました
そーっとゴハンを寄せ集めたら、
サササーッと静かに食べましょう

記録は、約1センチ。「やれば出来る!」と嬉しく思いながらも、あまりに時間をかけたせいで最後の方は茶漬けが冷え切っていたのが少々悲しかった。ま、茶漬けだから冷めても大丈夫なんですが。

このあたりは、これから修行が必要かと思われます。

よくわからなくなりました

途中から「作法ってなんだろう」と思いながら食べていた。いくら箸先が5ミリしか汚れなかったからって、料理がどんどん冷めてしまっては作った人に失礼というものだろう。いったいどうすりゃいいのか。

で、思ったんですが、人を不快にさせなければいいのではないかな、と。おいしそうに、残さずキレイに食べれば、それでだいたいいいのではないかな、と。

勝手にいい方に解釈しすぎでしょうか。

とりあえず、これからはもっと落ち着いて食べることにします。それだけは頑張る所存です。

ま、これはあくまで目安ということで

 
 
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