押し寄せるパンの波
この町、どこに行ってもパンである。
我々が考えている以上にパン食のバリエーションがあるのだ。インドではカレーという料理がなく、すべての料理がカレーであるように、この町では全ての食事のなかにパンがいるのだ。
香川のうどん店めぐりが観光ルートとしてすっかり定着したが、ここのパン屋さんめぐりも十分アリではないか。どこのパン屋さんももっちりふわふわぱりぱり、イースト菌満載の美味しいパンばかりだ。
当然、この町の飲み屋のつまみはパンである。日も暮れてきたことだし、それではイッパイいきますか!
ビールとおつまみセットで600円(安い!)のほろ酔いセットを注文したところ、お通しがパンだった。やがてやってきたおつまみもパン。パンばっかりだ。
よく見るとおつまみのパンにはバターがついている。これがつまみの証なのかもしれない。
パンの町、サイコー
パンで酒を飲むのはこれまた意外にあった。どちらも麦からできているからかもしれない。
しかも つまみのパンはおかわりし放題なのだ。おかわりし放題というか、ぼんやりしていると店員さんがさらにパンを補充していくのだ。わんこパン状態である。
市町村合併で東みどり市になった今でもここには小麦の文化が息づいている。暖かくなってきたことだし、このパンの町を訪れてみてはいかがだろうか。どこにあるのか知らないけど。