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フェティッシュの火曜日
 
ユニフォームで行く四国
赤が映える


当サイトで先月から四国・中国地方の記事が続けて載っている。なぜならば合同で取材に行ったからだ。

もともとライター梅田くんと斎藤さんが遠地取材を希望しており、どうせだったらとスケジュールを合わせて二人一緒に行ってもらうことにした。

そこにクラブ活動「野球部」の写真を撮るために住さんが参加。住さんがなぜか藤原を誘い、総勢5名の取材チームになった。

その記録です。旅行記です。(林 雄司



知らない町で待ち合わせ

3月25日昼に今治の駅で住さんと藤原と待ち合わせた。夜に斎藤さん、梅田くんと合流することになっているが、一歩先に今治に入って野球部の写真を撮ることにしたのだ。

今治の駅で住さんと藤原を待つ。ほんとうにここにくるのかと心配になったがやってきた。初めての場所、しかも愛媛県で待ち合わせをするのは不思議な気分だった。

見知らぬ場所で不安は隠しきれない

待合室には口論している夫婦がいた。カギかなにか大事なものがないのが原因らしい。男は「だから無くしたっていってんだよ」と大声を出していた。あれぐらい自信を持って逆切れできるのはうらやましい。

とりあえずホテルにチェックインして荷物を置く。今治の町は道がやけに広く、そのぶん人が少ないことが目立った。

横断歩道を猫が渡っていた(なぜか動画でどうぞ)


焼豚卵飯は名物なのか

今治には「焼豚卵飯」という、焼豚と目玉焼きを載せた丼物がある。あらかじめ調べておいた中華屋でその焼豚卵飯を食べる。お店の女性に「名物なんですよね」と言うが、いやあ、えへへ、と言葉を濁される。そうではないのだろうか。

しばらくしてやってきた料理は予想通りの見た目で予想通りの味だった。学生のころ、先輩の家に泊まったら朝に先輩が作ってくれたような料理だった(そんな経験ないけどね)。

うまいけど、普通すぎて名物と言うには確かに照れるかもしれない。

こんど家で作ろう

タクシーでサンライズ糸山に向かう。 サンライズ糸山はしまなみ海道のふもとにあるサービスエリア兼宿泊施設。自転車を借りることができるのだ。

移動中のタクシーの運転手はしきりにタオル美術館を推していた。今治はタオルの生産が盛んな町で、タオル美術館はそのシンボル的な施設である。タクシーで回ると高いから巡回バスで行くといいと教えてくれた。タクシーの運転手なのに。住さんはタクシーのなかからおじさんやおばさんの写真ばかり撮っていた。


住さんが撮った景色

余談だが、今治市(愛媛県)はタオル、丸亀市(香川県)はうちわ、東かがわ市(香川県)は手袋、児島市(岡山県)は学生服の町だ。瀬戸内海沿岸には意外なものを作っている町が多い。




 

 
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