雲仙鉄道の歴史
この廃線跡、呼び名は複数あって少しややこしい。
石碑にあった説明によると、以下のような経緯がある。
・大正12年 愛野〜千々石間を結ぶ温泉軽便鉄道が開通
・昭和2年
千々石〜肥前小浜間を結ぶ小浜鉄道が開通
・昭和8年 合併して雲仙鉄道となる
・昭和13年 解散
というわけで、区間によって小浜鉄道跡とか温泉軽便鉄道跡と呼んだり、2つ合わせて雲仙鉄道跡と呼んだりもする。
終点の小浜温泉。明治の頃は、日本を訪れた外国人が避暑地として利用するなど、今よりもっと賑わっていたそうだ。その小浜温泉と島原鉄道・愛野駅とを結ぶ延べ17.3kmの路線。そこに全部で9つの駅があったという。
ちょっとしたオリエンテーリング
すべての駅の跡には石碑が立っている。
ということで、そのすべての駅跡を巡ることと、線路の跡を走行することを目指したわけだが、廃線跡は写真のようなわかりやすいところばかりではなく、普通の国道と合流したり分岐したりしていて、なかなかわかりにくい。
知人に教わった情報や、事前にネットで調べた情報など、断片的な情報を組み合わせて廃線跡や駅跡を探す作業は、さながらオリエンテーリングのような楽しさがあった。
地図を作った
それをグーグルマップ上にまとめてみたのがこちらの地図。
「こういう地図あったら便利なのになぁ」
と思いながら一日巡っていたので、家に帰って思い出しながら作成した。我ながらこれはけっこう便利だと思う。(便利と思ってくれる対象が狭いけど)
わからないところは推測で描いたので、もしこの地図を見ながら現地に行って迷子になってしまった人は
「ハメやがったな!」
と一言つぶやいてほしい。
以下の記事も、地図と見比べながら見ていくと、より楽しめるのではないかと思います。 |