お寿司

グラスの焼酎を飲み干すと（正しくは飲み干そうとすると）、新しい焼酎が自動的に運ばれてくる。
わんこそばのような方式だ。
ついついつられて飲んでしまう。
だいぶ酔っぱらってきたので、お寿司を食べてひと休みしよう。
上握りを一人前と、それから鹿児島ならではのネタを使った握りをいくつかお願いした。

寿司うまい

鹿児島の寿司はうまい。
九州ならではのあまくち醤油ととてもよくあう。
お酒も入っているのでお寿司のおいしさに思わず興奮してしまう。

儲かるのか心配だ

寿司を握っている日高さんに、最大の疑問をぶつけてみた。
「焼酎無料で、お店は儲かるんですか？」
すると日高さんは、
「まあ、なんとか。」
なんとかなっているのなら、安心して焼酎のおかわりも出来る。

サービス満点

今回はカウンターに座ったのだが、お隣の常連さんらしき人にサービスで色々とおつまみが出されている。
そのおこぼれではないだろうが、僕らにも鹿児島名産のらっきょうやら魚の骨のうまいのやら、いろいろとサービスしてくれた。
新宿にある寿司屋では、「これおいしいから食べてみて」といわれてよろこんで食べたら、きちんと伝票につけられていたという経験があるが、江戸ッ子寿司ではそんなことはなく、あくまでお店の心遣いだ。
ありがたくいただく。

やっぱり心配だ

しかし、中には食事もそこそこに焼酎ばかりを飲み続ける客もいるのではないだろうか、そう思い日高さんに聞いて見たところ、隣の常連さんを指さしながら、
「この人なんかそうですよ。」
そんな軽口をたたかれる常連さんがうらやましい。