■コラム 本当はダミーヘッドを使います
本格的なバイノーラル録音ではダミーヘッドと呼ばれる作り物の頭を使います。「標準的な頭」を再現した物で、耳の中にマイクが埋め込まれています。
ダミーヘッドの利点は、個人差による音の変化を平均化できる点で、リアルヘッドよりも一般向けの音が収録出来ると言われています。
が、高い。普通に100万円とかします。とても買えませんので今回は僕の頭(リアルヘッド)を使って録音しました(ダミーヘッドの自作も大変ですし)。
この方法の欠点は「僕の頭と形や大きさが違う方が聴くと音が立体的に聞こえないかも」という事です。録音出来たのは僕の頭と耳の影響を受けた音だからです。特に女性や子供は立体的に聞こえないかも知れません。その辺はご了承ください。
ダミーヘッドの利点
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個人差に影響されない平均的な録音が出来る(万人が立体的に聞こえる音が収録出来る)。
- 呼吸音や心拍を録音しないのでノイズが少ない。
ダミーヘッドの欠点
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高い。
- 録音するときに目立つ、不気味。
- 荷物が増える。
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