味を比べてみよう
いよいよ2時間の試飲タイムだ。350種類の焼酎が飲み放題である。しかし1本につき10ml飲んだとしても350銘柄で3.5リットルだ。焼酎2升も飲んだら死んじゃう。
残念だが、気になる焼酎を選んで飲んでいくことにしたい。ちょっとずつ飲んで種類を稼ぐ作戦だったが、いきなり蔵元の人がなみなみと注いでくれたので瞬時に諦めた。サービスよすぎ。
今回、この取材に当たって飲酒や泥酔やふつか酔いに造詣の深い木曜日担当ライターの工藤さんにご参加願った。じゃあ試飲を始めよう。
おばあちゃんの家を飲んでるみたいだ。
すごいぞ酒かす焼酎
酒かすからつくる焼酎があるなんて知らなかった。酒かすって言ったら日本酒の絞りかすである。それからまた酒を造るなんてどこまで酒好きなのか。
しかしこれまたものすごくクセがあるのだ。口の中に家とか藁のベッドがあるみたいな味である。縮尺なんてあったものではない。
結局、わーわー言いながら酒かす焼酎を3杯ぐらい飲んでしまった。大好きじゃん。
では試飲、後半です。もうろうとしています。
意外にまったくクセがない。こりゃうまいや。
水のようだ。酒かすのインパクトが強かったからかもしれない。
甘い。ハチミツみたいな味がする。おいしい。
あの長寿の人からとったのかな。(泉重千代と間違えている)。
ラムじゃないかな。
焼酎はクセがあるほうが楽しい
にんじん、じゃがいもなどかわった原材料の焼酎は意外にクセのないすっきりとした味だった。酒かす焼酎がインパクトありすぎなのかもしれない。
> のみすぎると おもしろいかどうかで > はんだんするようになるね
酔っぱらって気を失う寸前の文字で取材メモにそう書いてあった。全てひらがなで。
しかし工藤さんはどうしてこんなに顔にピントが合うのか。