二本目:魚釣り
カニトリーナ3本勝負の二本目は、海での魚釣りということで、朝早くから神奈川県の海岸までやってきた。
手漕ぎボートに乗り込んで、大海原へと漕ぎ出す。この前、船舶免許をせっかく取ったのに、いまだに乗るのは手漕ぎボートだ。
カニトリーナのカスタマイズ
ボートの上から魚を釣るには、カニトリーナをある程度カスタマイズしておく必要がある。
まず針だが、カニトリーナには元々釣り針が付いているのだが、このポイントでは少々大きすぎるので、一回り小さいものをセレクトした。
次に糸。カニトリーナに最初から付いている糸はボート釣りを想定している訳ではないため、1.5メートル程しか巻いてない。そこで前日に釣り糸を20メートルほど巻き、ついでにオモリも一回り大きい物に交換しておいた。
いざ、魚釣りスタート
ボートの縁からカニトリーナ海釣りバージョンの仕掛けを静かに沈めていく。
このポイントは水深が10メートル以上あるため、底に付くまで時間がかかる。今までのカニトリーナではあり得ない深さだ。
ザリガニ釣りと同様、糸ふけをとってしばらく待っていると、糸が軽く引っ張られ、オレンジ色のパーツが上下にピクピクと動いた。
よし、魚が掛かった。
ドキドキしながら一心不乱にリールを巻く。この小さいリールで10メートル以上の糸を巻き取るのはなかなか大変だが、そのぶん楽しい時間が長くなる。
上がってきたのは、シロギスという魚だ。
魚の頭が水面まで来たら、カニトリーナでガッチリキャッチ。
エサを抱えているだけのザリガニ釣りと違って、針が口にしっかりと掛かっている魚釣りにおいて、わざわざカニトリーナで挟む必要は全くないのだけれど、それでも挟むのが楽しい。
シロギスを釣ったあとも、メゴチというこれまた天麩羅で美味しい魚が簡単に釣れた。カニトリーナ、予想以上に魚が釣れるのだが、さすがにリールの巻き上げが面倒なので、それ以降は普通の釣り道具でやった。
カニトリーナを使ってこそわかる、普通の釣り道具の偉大さよ。
難なく二勝
カニトリーナ3本勝負の第二戦、魚との対決も余裕の勝利だ。
カニトリーナもカスタマイズをすればいろいろな獲物がつかまえられることがわかった。今度、実家の猫をつかまえてみよう。