その正体は新聞輸送列車
荷物列車に乗るために昼下がりの上野駅にやって来たところ、この日はほかに何やら珍しい列車が来ていたようで、平日にもかかわらずかなりの人だかり。ちらっと覗いてみましたが、どんな列車なのかは分かりませんでした。
(注:あとで調べたところ新型の皇室車両の公開でした)
僕と荷物が乗る宇都宮線の黒磯行きは、その隣の14番線に停まっていました。
フラッシュが光る方に背を向け、誰も見向きもしない地味な方を追いかける。考えてみれば、僕の人生昔から同じことを繰り返している気がします。
ホームに行ってみると、一番後ろの車両の半分がロープで仕切られ、ドア部分には「荷物室」の表示。電車は最新ですが、なんだかここだけ古き良き国鉄時代を彷彿とさせます。
事前に調べておいたところ、荷物の大半は新聞の夕刊とのこと。道路事情によってはトラックでは配達に間に合わない地域があるため、列車による配送が今でも行なわれているのだそうです。発車まではまだ時間がありますが、既に車内にはかなりの量の新聞が積まれていました。 |