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フェティッシュの火曜日
 
文京区の交通標識が独特だ


私事だがこの春やっと免許をとった。今まで自分には関係なかった自動車用の交通標識、その意味がわかるようになったのが興味深い。歩いていても標識を見つけては頭の中で復習している。教習所の学科教習でも、標識の一覧を見るのが一番好きだった。ピクトグラム好きの血が騒ぐ。

最近、ある区域の標識に変わったものが多い、ということを人づてに聞いた。それも都内だ。あてもない中、探し回ってきた。

乙幡 啓子

文京区ローリング

JRお茶の水駅で降りて橋を渡るとそこは文京区だ。標識探しの旅の始まりだ。


神田川にかかる聖橋より駅をのぞむ。

ここから文京区。
これはふつうの標識たちですね。

どこにどんな標識が立っているか、前もって全てを調べることは難しい。かといって、決して狭くない一区の、裏道を含む道を全て歩くのは気が遠くなる。
よって、蒸し暑い東京中心部を、ほぼカンを頼りにふらふら歩き回らないといけないのだった。

これはと思う道をひたすら進む。

1時間、2時間歩き回って何もなかったらどうしよう・・・そんな不安をよそに、15分ほど歩いたところで「おや?」というものにぶち当たった。大通りの向こうに異形のものが見える。


なんかでかいし。2連チャンだし。

警戒標識でこういうのは教わってない。
英語でSTOP。外国のかとも思えるデザイン。

ご丁寧に、案内標識でも注意を呼びかけてくれる。

「この先 行き止まり(車で)」
「この先 階段あり」
「この先 車の通り抜けできない」


さあ、一見バラバラなことを言っているように思える標識の、その奥には何があるのか、見に行ってみよう。


ダメ押しの一言。
おお、階段・・・あるとわかっていたけど階段。

つまり「この道の先は階段で終わっているので車は通り抜けられないよ」というひとつの事実を、3つの標識で表していたのだった。

この「この先階段あり」は、区内のいたるところに立ててあった。なんだかスーパーマリオの世界みたいだった。


ペレッペッペレッペ、ペ!(スーパーマリオのBGM)。
この先には、探したけど階段はなかった。怪談か。

いい崖がいきなり出現したり。高低差の多い街なのである。

さて、まだ他に変り種の標識はないものか。私と一緒に、細道をぐるぐる迷うグルーヴ感を味わいながらついてきてください。


顔を上げれば後楽園。シュールな日常の風景。

 

 
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