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ちしきの金曜日
 
セミのぬけがらで作るネックレス
今週(8/27〜9/2)は1日でできる自由研究をお届けしています。


ガンプラ作りではない

夏の風物詩といえばセミですが、セミのぬけがらの造形美は心ひかれるものがあります。

この自然が生んだフォルムをちょっと拝借して、人工的なアクセサリーを作ってみました。

ほそいあや


1)ぬけがらを集めます

さて作ろう、と思ってからでも結構集まるぬけがら。本当に一日で出来るかもしれません。
小学生諸君、今日でも間に合うかもよ。


小学生の時、男子達はメカと呼んでいた

 

2)色塗りをします

複雑な形なのでスプレーを使います。プラモデル作りが好きな人には楽しい作業かもしれません。
私はプラモデルは作りませんが楽しかったです。

ダイソーのカラースプレー大活躍
穴に割り箸を入れて吹き付けるとラク

庭で塗っている間、となりの奥さんがそうめんを持ってきました。ヤンキー座りでセミのぬけがらにカラースプレーを吹きつけている姿がどう映ったかわかりませんが、そのことには一言も触れないでくれました。

これが大人の気遣いというものです。


ホラーチック・・・
一転して毒々しい集団に

 

セミとの思い出 〜2007夏〜

先日コンビニに行く途中で、脱皮直前と思われるセミの幼虫とすれ違いました。アスファルトの歩道をノコノコと歩いておられました。
こんばんは、と挨拶を交わすよりは、彼を安全な場所へと避難させてあげるほうがよいと考え、道ばたの大きな木の幹にとまらせました。

翌日、彼はぬけがらとなっていました。

・・ と書くと人間なら明らかにヤバい状態ですが、セミは別です。めでたく一人前になり飛び立っていったのです。なんとなく一つの命の門出に立ち会ったような気がして、誇らしい気持ちになりました。ぬけがら塗ってるけど。


ブリキのおもちゃに見える
クール!
かっこいい!
乾かし中

 

3)上塗りを兼ねたデコレイト

メカっぽくなったところで、仕上げの彩色を行います。
海外旅行のお土産でいただいたけれどもったいなくて一度も使っていないマニキュアを使います。
まさかこういう使いかたをするとは思いませんでした。


グアムのお土産
チップ入りのマニキュアはぬけがらに使うべきだ
まちがいさがしのような光景
すごく楽しい

サイケデリックぬけがら

 

4)糸を通します

長めの縫い針で糸を通します。今回はお尻から頭に針を通しました。数があれば、横につなげても重厚感が出てよいかもしれません。

針を通すたびに、中身がなくてよかった・・と思います。でもそれは色塗りの段階から感じるべきです。


こうみえて紙より繊細なので注意を要する

完成!

試着。いきなり髪に脚がひっかかります。ひっぱると壊れるので、装着は誰かに手伝ってもらいましょう。手間のかかるネックレスです。
あと、うっかり無造作に置くと脚が絡み合ってほどくのに苦労するので、常につるした状態をキープしましょう。
学校に持って行くときは、したまま登校するのがおすすめだよ。


ブレスレットも作ってみました。若干チクチクします

 

・わかったこと

作っている時は楽しい。出来上がると置き場に困る。

 

・苦労したところ

破壊しないように糸を通すところ。

 

・感想

ネックレスよりクリスマスツリーや七夕の飾りのほうがよさそうだ。


 
 
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